Geppo(2021.4~)

マグダラのマリアは弟子たちのところへ行って、「わたしは主を見ました」と告げ、また、主から言われたことを伝えた。(ヨハネ20:18)

 

イースターは、多くの人たちにとって明るい印象を持っている日と言えます。ただ、聖書の御言葉に書かれているイースターの出来事を読む時に、決して明るい印象を持つことができません。人々は、主イエス・キリストの十字架の死によって深い悲しみの中におかれていたからです。この悲しみは、イエス様の死を悼んでいるだけではなく、彼らの持っていた希望が失われたという悲しみも含まれていました。もはや、自分自身の力では立ち直ることができない状況からイースターの出来事は始まっているのです。

マグダラのマリアもそんな一人でした。彼女は、週の初めの日、朝早く、暗いうちから主イエスが葬られている墓へ出かけていきました。そこには、涙しかありませんでした。そして、追い打ちをかけるかのように、墓からイエス様の遺体がなくなっている事実に直面するのです。

御言葉がここで終わっていたとするならば、イースターは、暗く、悲しい出来事のままです。しかし、彼女は、この後、復活されたイエス様と出会うことになります。この事柄こそが、明るく、喜びの出来事の日となる鍵なのです。

また、彼女は、主イエスと出会っただけではありません。主イエスの言葉を聞き、弟子たちに復活の事実を伝えるために出て行く者となっていくのです。そこには、涙はありません。喜びと共に「わたしは主を見ました」と伝える者となったのです。

今年のイースターは、3月31日(日)です。イエス様は、今も変わることなく、私たちの涙を拭い去り、喜んで福音を宣べ伝える者としてくださいます。

あなたもこの復活の主にある喜びを体験しませんか。そして、御言葉を受け取り、福音を携えて一歩を踏み出す者となりましょう。

門真キリスト教会 主任牧師 濵崎 恵太

しかし、主はサムエルに言われた。「容姿や背の高さに目を向けるな。わたしは彼を退ける。人間が見るようには見ない。人は目に映ることを見るが、主は心によって見る。」(サムエル記上16:7)

 

最近の子どもたちは、幼いころからデジタル化された社会の中を生きていますので、電子機器を大人のように使いこなしているのをよく見かけます。娘も例に漏れず、自分自身でスマートフォンを操作し、YouTubeを見ることもあるのですが、先日、「♪見た目にとわられない」という歌詞の曲を聞きながら、踊っていました。ショート動画のため、何度も繰り返して流れてくるので、私の耳にも残り、どんな曲で、どんな人たちが歌っているのかと興味がわいてきました。調べてみると、竹下☆ぱらだいすという三人組が歌う「派手髪でも出来るばい!」という曲でした。竹下☆ぱらだいすは、原宿系インフルエンサーで「オモロカワイイ」を合言葉に、子どもたちから絶大な人気を集めています。

この曲は、「みんなが自分の好きなことを貫ける世の中になったらいいな」というイメージで作られた曲であるそうですが、私たちは、周りの人たちからどのように見られているかがまず気になってしまうものです。なぜなら、多くの人たちにとって、見た目は、その人の第一印象を決める一番の要素だからです。

聖書の中に、ダビデが王として選ばれる場面が書かれています。ただ、誰の目から見てもダビデは王に選ばれる存在ではありませんでした。それは、年齢も若かったために、何もできない存在だと思われていたからです。けれども、主なる神様は、そんなダビデを選ばれたのです。そして、彼を王にふさわしい者として成長させられたのです。

私たちも、主なる神様から選ばれた者です。主は、あなたを愛し、あなたを一方的に選ばれたのです。いつも変わることなく、導いてくださるのです。

『見た目にとらわれない』主と共に一歩一歩前進する者とならせていただきましょう。

門真キリスト教会 主任牧師 濵崎 恵太

そこで、わたしは言っておく。求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる。(ルカ11:9~10)

 

あけましておめでとうございます。新しい年もお一人お一人の上に主なる神様の祝福が豊かにあるようにとお祈りしています。

今年は、みなさんにとってどのような一年にしたいと考えているでしょうか。ある百貨店のアンケート調査によると、アンケートに回答した約50%の人が「新年に新しいことを始めたい」と意欲的になっているとのことです。『一年の計は元旦にあり』

ということわざもありますが、新年にあたり、それぞれが一年の目標を立て、目標に向かって邁進していきたいものです。

ただ、必ずしも、新年に立てた目標は、完走できるものばかりではありません。途中で挫折したり、思い通りにいかない場面に遭遇したりもするのです。

そのような中で、この新しい年も、私たちは、神に期待する者となっていきたいのです。なぜなら、私たちが求める時、受けることができるからです。ここに私たちの希望があるのです。

宗教改革を行ったマルティン・ルターは、希望について以下のような言葉を遺しました。

『この世を動かす力は希望である。やがて成長して果実が得られるという希望がなければ、農夫は種をまかない。』

2024年も私たちの歩みの中では、様々なことが起こってくるでしょう。しかし、私たちは、神に期待し、求め続けていきたいのです。主なる神様は、いつも変わることなく、私たちを愛し、たくさんのものを与えてくださいます。この年もたくさんの神の恵みを体験し、神と共に歩む一年とならせていただきましょう。

門真キリスト教会 主任牧師 濵崎 恵太

今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。」(ルカ2:11~12)

 

クリスマスと言えば、どこか盛大に祝われているイメージがあります。この時期、ショッピングモールへ出かけてみると、館内放送でクリスマスソングが流されていることがよくあります。また、クリスマスツリーをはじめ、とても綺麗に飾られているイルミネーションを見ることもできます。

世界で最初のクリスマスの出来事は、盛大に祝われていたのではありません。その舞台は、家畜小屋の飼い葉桶でした。ここで救い主であるイエス・キリストがお生まれになったのです。家畜小屋は、臭くて薄汚い場所です。今のクリスマスのイメージとは、似つかわしくない場所だったのです。そもそも、人間が生活するような場所ではありませんでした。

ただ、救い主の誕生は、偶然、家畜小屋で起こったのではありません。そこには、神の計画と愛がありました。

聖書は、キリストについてこのように証言しています。

キリストは、神の身分でありながら、神と等しい者であることに固執しようとは思わず、かえって自分を無にして、僕の身分になり、人間と同じ者になられました。人間の姿で現れ、へりくだって、死に至るまで、それも十字架の死に至るまで従順でした。(フィリピ2:6~7)

イエス・キリストは、神であるにも関わらず、飼い葉桶でお生まれになったのです。私たちと目線に合わせてくださっているのです。これがクリスマスの出来事です。世の中の盛大なクリスマスも良いですが、あなたも本当のクリスマスを体験してみませんか。

門真キリスト教会 主任牧師 濵崎 恵太

あなたがたは知らないのですか。競技場で走る者は皆走るけれども、賞を受けるのは一人だけです。あなたがたも賞を得るように走りなさい。競技をする人は皆、すべてに節制します。彼らは朽ちる冠を得るためにそうするのですが、わたしたちは、朽ちない冠を得るために節制するのです。(Ⅰコリント9:24-25)

 

秋といえば、運動会のシーズンです。最近では、春(5月、6月)に開催する学校園も増えてきましたが、私の世代では、まだまだ運動会は秋のイメージがあります。

先日、娘が通っているこども園でも運動参観が行われました。体操やかけっこなど、一生懸命に頑張っている子どもたちの姿を見ながら、見ている保護者の方も笑顔になる時でした。運動参観が終わった後、一人ひとりが担任の先生からメダルをかけてもらい、娘もそのメダルをかけながらずっと誇らしそうな表情をしていたのがとても印象的でした。

新約聖書の中には、メダルの話は出てきませんが、冠の話は出てきます。古代ギリシャの社会では、スポーツなどで優秀な成績を残した者をたたえるため、月桂樹の葉の付いた枝をリング状に編んだ冠が送られていたからです。

使徒パウロは、私たちの信仰の歩みを競技と例えました。そして、走るべき道のりを走り、節制するようにと勧めました。このことは、神に対して忠実にあるようにということでした。この世で得ることができる冠は、朽ちていきます。そして、いつかは無くなってしまうなのです。しかし、天国で得ることができる冠は、決して朽ちることがないのです。

私たちには、天国で朽ちない冠が備えられています。そのために、一日一日を大切にし、神に忠実な者として歩んでいきたいのです。自分自身の生活をチェックし、信仰の歩みを進んで行きましょう。

門真キリスト教会 主任牧師 濵崎 恵太

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門真キリスト教会
主任牧師:濱崎恵太
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