2018年12月 第432号 「救い主のしるし」
言(神の御子イエス)は肉となって(人間となって)、わたしたちの間に宿られた。わたしたちはその栄光を見た。それは父の独り子としての栄光であって、恵みと真理とに満ちていた」。(ヨハネによる福音書 1章14節)
クリスマスをあなたと共に心から喜んでいます。
初めの聖句は、恵みと真理に満ちた父なる神様の栄光を、人の子としてこの世に来てくださったイエス様によって見たと言っています。それは、
「わたしを見た者は、父を見たのだ」(同14・9)とイエス様が言われたことの成就です。なぜなら「子は、父のなさることを見なければ、自分からは何事もできない。父がなさることはなんでも、子もそのとおりにする。父は子を愛して、御自分のなさることをすべて子に示されるからである」(同5・19~20)とも言われているからです。つまり父なる神様と御子イエス様は一体だということです。
クリスマスの日に、ユダヤの国のベツレヘムの馬小屋でイエス様が産声をあげられたのは、父なる神様の約束(旧約の預言)の成就です。
私たち一人ひとりは、創造主なる神に「かたどって=像(かたち)に・似せて」創造されました。しかし、背信の罪によって神との交わりが断絶し、「神のかたち」を失ってしまい、真の神の代わりに自分に都合の良い神々の偶像を作りそれを拝んでいるのです。
神様は、そんな私たちをも愛し、見捨てることなく、ご自身との関係を回復するために、イエス様を私たちの間(ただ中)に宿らせ(定住させ・寄生させ)てくださったのです。十字架にかかり、私たちの罪を贖うために。