「サタンの誘惑」
2017.3.19. 礼 拝
ルカ 4:1-13(p107) 「サタンの誘惑」
三回の誘惑
①石をパンに〈2-4〉。サタンは実に巧妙です。イエスが40日間断食をされ、空腹を覚えられたタイミングを狙い〈2〉、空腹ではなく、神の子の身分を攻めます〈3〉。神の子としての自尊心と名誉心をあおり、肉体的本能(食欲)を満足させなさいという誘惑です。イエスは〈申8:2-3〉のみことばで勝利されました〈4〉。
②私を拝め〈5-8〉。エバを巧妙にだましたサタンは〈創3:4〉、イエスをも益となるようにしてあげるから、私を神として拝み、栄光を受けるようにと誘惑します〈6〉。イエスはこの誘惑にも〈申6:13-15〉をもって退けられました〈8〉。
③神の子なら〈9-12〉。サタンは巧妙にみことば〈詩91:11-12〉を用いて〈10、11〉、イエスが神の子であることを証明するようにと誘惑します。みことばを用いたからと言って、それが神の御心であると決めつけることはできません。イエスはこの誘惑にも〈申6:16〉を用いて勝利されました〈12〉。
イエスはサタンの誘惑にみことばを用いて勝利する模範を示されました。
三回の誘惑の教訓
▽このサタンの誘惑は、「肉の欲、目の欲、生活のおごり」〈Ⅰヨハ2:16〉と一致します。サタンは私たちの弱点、また、どんな方法が最も有効か、をよく知っています。「ほえたける獅子のように、だれかを食い尽そうと探し回り」〈Ⅰペト5:8〉、また「光の天使を装って」〈Ⅱコリ11:14〉、巧妙に誘惑してきます。
▽また、サタンの方法は、さまざまな方法を用い、とてもしつこいものです。1回、2回と失敗しても、諦めないで、時にはみことばさえ用いて攻撃してきます。
▽最初の人アダムはエデンの園でサタンに敗北しましたが、第2のアダムであるイエスは荒野でサタンに勝利されました〈ロマ5:12-21〉。〈エフェ6:10-17〉