「不満の克服」
2013.2.10. 礼 拝
マタイ20:1-16(P38) 「不満の克服(こくふく)」
Ⅰ.不満の原因
① 仕事に対する不満 - 仕事に対する考え方の誤りから
一日の給料の約束をしたのは最初の人だけ〈2〉。後の人はしていない。
この人は、自分の仕事ぶりを意識した〈12〉。自分の事だけ考え、自分のした事を意識し過ぎると過ちを犯す危険がある → ペトロ(マタイ19:27)
② 他者に対する不満 - 自分と他者とを比(くら)べるから
主人が最後の人にも自分と同じ給料を払うのを見〈12〉、彼の心の中の思いが表に出て来た〈9-11〉。自分はもっともらって当然だと考えた〈10〉― 妬み〈15〉。
③ 主に対する不満 - 主人のことを誤解しているから
主は約束を守る正しい方〈13〉、とても心の広い方〈14〉、自分の思い通り にする権威のある方〈15〉。彼は主人がえこひいきする人だと勝手に決めつけた。
原因は、すべてが主の恵みによる賜物である事を忘れたから。(フィリピ2:14-16)
Ⅱ.不満を克服する方法
① 損か得かで考えない〈10〉
これだけの事をしたのだから、これ位の報酬を求める権利がある。とか、これ位はもらっても当然だという思い(自動販売機的信仰)を捨てる。
② 主に喜ばれることだけを考える
どれだけ働いたか、どれだけ結果を残したかを考えない。隠れた事を見ておられる主〈マタイ6:4〉に喜んでいただける事だけを考えつつ奉仕する。(ルカ17:10)
③ すべてが恵みの賜物と感謝する
すべては主の恵みであって、主の評価と人の評価とは同じでない。大切なのは?
すべてが主の恵みである事を覚えつつ主に仕えよう。(ローマ14:17-18)