2019年11月 第443号 「言われたとおりにする」

母がイエスに、「ぶどう酒がなくなりました」と言った。イエスは母に言われた。「婦人よ、わたしとどんなかかわりがあるのです。わたしの時はまだ来ていません。」しかし、母は召し使いたちに、「この人が何か言いつけたら、そのとおりにしてください」と言った。(ヨハネによる福音書2章3-5節)

 

ガリラヤの町カナで婚礼の時のことです。お目出度い席で大変なことになりました。祝宴のためのぶどう酒が足りなくなったのです。その時の母マリアと御子イエス様の対話です。

さて、イエス様は母に対し「お母さん」と呼ばずに一般の成人女性に呼びかける「婦人よ」と言われ、さらに、「私とあなたと何の関係があるのか」とは、とても冷たく感じます。しかし、それは「わたしの時」とかかわっています。ヨハネはこの福音書の中で八回も「私の時」をくり返し使っています。

イエス様はいつもこの言葉をご自身の受難(十字架の死)を指して用いておられます。また、「ぶどう酒」は、イエス様が十字架上で流される「血」によってすべての人々に与えられる、新しい霊的な命と力を表しています。

この時、イエス様はご自身を普通の母子関係としてのマリアではなく、罪の赦しと解放を必要としている一人の女性として呼びかけられたのです。

「人は皆、罪を犯して神の栄光を受けられなくなっています」(ロマ3・23)とあるとおりです。

マリアはイエス様を自分が産んだ子ではあっても、神の御子、救い主と信じ、召し使いに「この方の言うとおりにしてください」と言い、水がぶどう酒に変わる奇跡が起きました。「信じるなら、神の栄光を見る」(同11・40)。

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