「静かにささやく声」

2022.8.14.     礼 拝

 

列王上19:1-18(P565)     「静かにささやく声」

 

エリヤは、気力を失い、預言者の働きまでも放棄しようとしました。「主よ、もう十分です。」〈4〉と語るぐらいに、肉体的にも精神的にも限界であったのです。主は、そんな彼を見放すことなく、回復の時を備えていてくださったのです。

1.そばにいてくださる

これまでのエリヤは、ひたすらに主を見続け、走ってきました。しかし、イザベルの言葉を聞いた時、主から目を放してしまったのです。それでも、主は、彼のそばにいてくださいました。「起きて食べよ」〈5〉と声をかけられたのです。養ってくださることは、彼の預言者としての歩みの原点でした。主は、どんな時にも変わることがありません。

2.話を聞いてくださる

主は、二度にわたって「エリヤよ、ここで何をしているのか。」〈9、13〉と語られました。それは、彼の正直な思いを聞くためでした。そんな問いに対するエリヤの答えは、愚痴の連続でした。主はその話を黙って聞き、受け止めてくださるのです。今、あなたが抱えている思いをそのまま主に打ち明けてみませんか。

3.新しい一歩を踏み出させてくださる

エリヤは、自分自身の力で主の前に立つことができませんでした。主は、一つ一つの出来事を通して、ご自身の前に立つ者とされたのです。そして、彼の準備ができた時、静かにささやかれたのです〈12〉。主は、あなたの背中を押し、再び立ち上がらせ、新しい一歩を踏み出させてくださいます。

主は、あなたの状況をよくご存じです。あなたはどんな時にも一人ではありません。今日も主の励ましを受け取り、立ち上がりましょう。

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