「沈黙の神」

2012.11.18.        礼  拝

 

ヨブ13:20-28(P792)       「沈黙の神」

Ⅰ.神の沈黙に対し

① 二つの願い〈20-22〉

1) 脅す(恐れ、びくびくさせる)のをやめてください〈21〉:突然の耐え難い災難に身も心もボロボロで、これからどうなるのか、不安に耐えられないヨブ〈25,28〉。

 2) 黙ってないで、何とか言ってください〈22〉:なぜ何も答えてくださらないのですか。神が沈黙を守っておられるので、私の不安は増すばかりです。

② 二つの質問

1) 私に罪・咎があるのですか〈23〉:罪(間違った行い)、咎(自(みずか)ら神に背(そむ)く行い)が、もしあるなら示してください。私の行いすべてを書きとめておられるのだから〈26,27〉。

2) なぜ、御顔を隠されるのですか〈24〉:なぜ、御顔を隠し、沈黙を守り、私を敵のようにみなされるのか、その理由が分かりません。

ヨブも3人の友と同じように「因果(いんが)応報(おうほう)」に縛(しば)られています。(ヨハネ9:2-3)

 

Ⅱ.三つの祈り - 神に懲(こ)らしめられていると思う時の

① 知らずに犯した罪・咎を示し、それから離れさせてください

② この苦しみを与えられた理由を教えてください

③ この苦しみに耐える力と信仰を与えてください

▽ 懲らしめの目的は、霊的に強め、信仰を成長させるため(ヘブライ12:11)。

▽ 祈りは労働です。現実、欲望、時間と戦い、意志を主に従わせる行為だから。

理由が分からない懲らしめを受けている時こと、ひざまずいて祈ろう。(ヘブライ12:4-7)