「高慢」
2012.8.26. 礼 拝
申命記8:11-14(P294) 「高慢」
Ⅰ.高慢の特徴
① 直すのが難しい心の姿勢
・高慢は心の姿勢で言動(げんどう)に表われる〈12-14〉。
・初めは気づかなくても、知らぬ間に根を張り、遂にコントロールできなくなる。
② 自分の間違った評価
・自分につごうよく考え、自分を過大評価する〈17〉。
・成功は自分の力と努力のせいにし、失敗は環境のせいにする。しかし、それは堕落した罪の故であり、自分を客観的に見ることができないから。
③ 神を忘れる〈11,14,19〉
・それは、神以外のものや自分を神とすること。不信仰により事実を曲げた人間の意志によるものだから。
・不従順であり〈11〉、自分を神とし〈18〉、偶像礼拝に関わる〈19〉。
Ⅱ.高慢の撃退法
① 主の戒めを守る〈11〉
・聖書の中心の戒め(マタイ22:37-40)を心に留め、神に喜ばれる事だけを自覚して生活するなら、高慢になるはずがない。
② 順調な時は要注意〈12-14〉
・順調な時、豊かな時、用いられる時は気づかず高慢になり、神を忘れる原因となる。注意しよう(箴言30:7-9)。
③ 自分の分を知る〈18〉
・出エジプトも〈14〉、荒野の生活も〈15,16〉、約束の地での生活もすべては神の恵みです〈18〉。それを忘れたら高慢になる。
・自分が今あるのは、神の恵みである事を覚え、自分を正しく評価しよう。(ローマ12:3)
※「神は、高慢な者を敵とし、謙遜な者には恵みをお与えになる。」〈ヤコブ4:6〉