Geppo(2021.4~)

イエスはまた群衆にも言われた。「あなたがたは、雲が西に出るのを見るとすぐに、『にわか雨になる』と言う。実際そのとおりになる。また、南風が吹いているのを見ると、『暑くなる』と言う。事実そうなる。偽善者よ、このように空や地の模様を見分けることは知っているのに、どうして今の時を見分けることを知らないのか。」(ルカによる福音書12:54-56)

 

骨身に染み入るような寒さを越え、少しずつ春の訪れを感じる季節となりました。また寒い日に戻ることもあるでしょうが、これから日ごとに春へ近づいていきます。子どもを迎えに行く夕方の時間、真っ暗だった季節から今は顔が見えるほどの明るさです。私たちが季節の移ろいを感じるのは、いろいろな気づきによります。

聖書の中にも、当時の人々が身の回りの現象の変化から、気づくことについて書かれている場面があります。これを見る時、人はいつの時代も自然の中で生活していることを思わされるのです。この箇所で人々は、生活の小さなことには気づくのに、大切な判断(真理を知る)をする時に、それができないのはなぜか?見分ける必要があるということを、イエス様に問われているのです。

人生の中には、判断する機会がたくさんあります。子どもの頃は、選択肢が多く、決めなければならないことがいつも近くにありました。しかし、大人になるとある程度、自分で流れを決めることのできる余裕が生まれます。人生にも慣れたと思っていた私は、子どもが誕生したことで、多くの判断を必要とする生活に戻ることになりました。もちろん子育てだけではありません。年齢を経ると変化はゆるやかですが、人生にはその年齢や年代によって、判断する必要があるからです。

何かを判断しなければならないと感じる時、時間の無さや判断する内容の多さに目を向けるのではなく、一息ついて空を見上げ、創造主である神さまに目を向けてみませんか。委ねて祈り、聖書のみことばから励ましをいただく、多忙な人生の中で、神さまに期待し求めることは、私たちに与えられた恵みだからです。  

門真キリスト教会 牧師 濵崎 かおり

ナアマンは神の人の言葉どおりに下って行って、ヨルダンに七度身を浸した。彼の体は元に戻り、小さい子供の体のようになり、清くなった。(列王記下5:14)

 

聖書には、たくさんの言葉が書かれています。その中でも「恵み」という言葉は、何度も繰り返し使われている言葉の一つです。聖書全体(旧約聖書・新約聖書)で160回以上も使われているのです。その他にも同じような意味をもって訳されている「憐れみ」や「慈しみ」も含めると、膨大な数になってきます。それほど、聖書の御言葉は、私たちに「恵み」を語ろうとしていると言えるのです。

恵みは、主なる神様の人間に対する愛の思いであって、それに基づく働きかけです。また、受けるに値しない私たちに向けられているものなのです。つまりは、私たちが何かをしたから与えられるものではないのです。

聖書の御言葉を見てみると、多くの人たちがこの恵みを体験しています。ナアマンもその一人でした。彼は、勇士であり、誰からも尊敬されるような人でした。しかし、重い皮膚病を患っているという弱さも同時に抱えていました。そんな彼が、癒しを求めて、預言者エリシャのもとにやって来たのです。ただ、エリシャの答えは、「ヨルダン川に行って七度身を洗いなさい」というものでした。その言葉を聞いた時、彼は憤慨しました。それは、彼が握っていたもの(常識やプライド)が邪魔をしたからです。その後、彼は、家来たちに説得され、言葉通りに従おうと決心し、行動していきます。その時に、彼は癒されたのです。彼自身が握っていたものを手放した時、そこで主の恵みを体験したのです。

あなたが今握っているものは何でしょうか。それは、あなたが主の恵みを受け取ることを邪魔してしまっているものであるかもしれません。聖書に書かれている人たちだけではなく、私たちも主の恵みを体験することができるのです。主なる神様に全てを任せて、あなたに与えられている恵みを受け取りませんか。

門真キリスト教会 主任牧師 濵崎 恵太

そこで、イエスは言われた。「神を信じなさい。はっきり言っておく。だれでもこの山に向かい、『立ち上がって、海に飛び込め』と言い、少しも疑わず、自分の言うとおりになると信じるならば、そのとおりになる。(マルコ11:22~23)

 

新年あけましておめでとうございます。この年もお一人お一人の上に主なる神様の祝福が豊かにあるようにとお祈りしています。

みなさんは、2023年をどのような一年にしたいと願っておられるでしょうか。『一年の計は元旦にあり』ということわざもありますが、何事もまず計画を立てることが大切です。ただ、計画を実行していく中で思い通りにいかない場面に遭遇することもあります。

そんな時、主なる神様に全てを委ねて祈ってみていただきたいのです。

主イエス・キリストは、ここで山を一つの例に挙げて語られました。山と言えば、決して動くことがないものです。また、高くそびえ立ち、偉大さを感じさせるものでもあります。そのため、日本に限らず、多くの国々においても信仰の対象とされてきました。そんな山に向かって「立ち上がって、海に飛び込め」と言ったからといって動き出すと考える人は、一人もいないでしょう。私たちは、常識というそれぞれのものさしを用いて「できるか」「できないか」を考えます。しかし、主なる神様は、私たちの常識を超えて働かれるお方なのです。このお方が、私たちの祈りを絶えず聞いてくださるのです。

私たちの周りには、不可能だと感じるものがたくさんあります。その中で、諦めてしまうこともあります。けれども、主を信じて祈る時、不可能は可能となっていくのです。

 2023年も主は私たちと共に歩んでくださいます。あなたも日々、主を信じ、委ねる一歩を踏み出しませんか。

門真キリスト教会 主任牧師 濵崎 恵太

わたしたちが神を愛したのではなく、神がわたしたちを愛して、わたしたちの罪を償ういけにえとして、御子をお遣わしになりました。ここに愛があります。(Ⅰヨハネ4:10)

 

今年もクリスマスが近づいてきました。街を歩いていると、あらゆるところでクリスマスのイルミネーションなどを見ることができます。飾る人によって色々な工夫がなされていて、見ている私たちを楽しませるものです。

クリスマスは、暗い世の中にあっても喜びを感じる日でもあります。なぜなら、そこに神の愛が溢れているからなのです。

聖書には、愛に関することがたくさん書かれています。それは、愛というものを説明するために書かれているのではありません。私たち一人一人は神から愛されている存在なのであると伝えるためなのです。言うならば、聖書は、私たちに与えられている神からのラブレターなのです。

童謡に「やぎさんゆうびん」(作詞:まどみちお、作曲:團伊玖磨)という曲があります。

♪ 白やぎさんから お手紙ついた 黒やぎさんたら 読まずに食べた

  しかたがないので お手紙かいた さっきの手紙の ご用事なあに

この後、白やぎさんのところにも黒やぎさんからの手紙が届くのですが、同じように読まずに食べてしまい、手紙を書くという流れになっていきます。

私たちにも神からラブレターが届いています。でも、やぎさんたちのように、内容を読まないままになってしまってはいないでしょうか。

クリスマスは、神の独り子であるイエス・キリストがこの地上に生まれてくださった日です。そこには、神からの溢れるばかりの愛が詰まっているのです。

今日、あなたにも神からラブレターが届いています。このことを自分自身のものとして受け取り、本物のクリスマスを体験してみませんか。

門真キリスト教会 主任牧師 濵崎 恵太

救いの道をたどる者にとっても、滅びの道をたどる者にとっても、わたしたちはキリストによって神に献げられる良い香りです。(Ⅱコリント2:15)

 

「秋」と言えば、みなさんは、何を思い浮かべるでしょうか。

食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋など、秋と結びつく言葉は、たくさんあります。四季の中でも食べ物が美味しく、過ごしやすい気候である秋が一番好きだという人も多くおられるようです。

わが家では、キンモクセイの香りがしてくると、秋を感じます。キンモクセイは、香りが良い樹木の代表種として知られ、日陰などでもよく育つため、古くから様々な場所に植えられています。そのため、秋になると、道を歩いているだけでもあちらこちらからキンモクセイの香りが漂ってきます。

香りは、私たちの生活の中で大切なものだと言えます。なぜなら、私たちの五感の一つである嗅覚は、脳内の考える部分を通らず、感じる部分に直接的につながるので、人の気分を左右する要素でもあるからです。現代では、アロマテラピーのように、様々な香りを用いてストレス解消やリラックス効果を得る健康療法も行われています。

聖書にも香りという言葉が出てきます。その中でも使徒パウロは、私たちを指して「良い香り」だと語っているのです。ただ、このことは、私たちの努力によってそのようになったのではありません。「キリストによって」私たちは良い香りを放つ者となっているのです。

私たちがキリストの香りを放つ時、周りの人たちが、そのところでイエス・キリストがどのようなお方であるかを知り、恵みがあることを知ることができるのです。

教会は、キリストの香りで溢れています。あなたもキリストの香りを体験し、キリストの香りを放つ者となりませんか。

門真キリスト教会 主任牧師 濵崎 恵太

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