聖書のメッセージ

2024.4.14.     礼 拝

 

申命記6:4-5(P291)     「聞け、イスラエルよ」

 

神を愛することは、最も重要な掟の一つです〈マコ12:28-31〉。このことは、私たちにとっても信仰の歩みの土台です。ただ、ある一時だけ実行すれば良いものではありません。「聞け、イスラエルよ」〈4〉と呼びかけられているように、いつも心に留める必要があるのです。

1.主は導き続けてくださる

主は、エジプトで苦しんでいたイスラエルの民たちに目を留め、解放されました。約束の地へと導いてくださったのです。しかし、彼らの歩みは、従順な歩みではありませんでした。それでも主は彼らを見捨てなかったのです。私たちのしたことで左右されず、どんな時にも導き続けてくださるのです。あなたの歩みは、主の導きの中にある歩みなのです。

2.主は良い物で満たしてくださる

約束の地は、乳と蜜の流れる土地と言われているように、素晴らしい所でした。様々なものが備えられていたのです。この時、イスラエルの民たちが持っているものは、何もありませんでした。けれども、彼らは、約束の地で備えられたものを受け取ることができるのです。主は、私たちの必要をご存じであり、日々良い物で満たしてくださいます。

3.主はどんな時にも守ってくださる

私たちの人生の歩みは、良いことばかりではありません。物事を諦めてしまうような事柄も当然のように起こるのです。しかし、私たちは、どんな時にも主の御手の中で守られています。主は、アブラハム、イサク、ヤコブに与えてくださった祝福の約束を覚え、実行してくださるのです。主と共にある時、私たちは、恐れる必要はありません。

主の恵みは、いつも変わらずに私たちに注がれ続けています。どのような時にも、唯一まことなる主を認め、主を愛する者となっていきましょう。

2024.4.7.     礼 拝

 

ネヘミヤ記1:4(P739)     「一歩立ち止まってから」

 

ネヘミヤには、エルサレムの城壁再建というビジョンが与えられました。ただ、すぐに行動したのではなく、祈ることから始めました。その時、主からの励ましと力が与えられたのです。新しいことを始める時、私たちは、一歩立ち止まり、祈ることから始めたいのです。

1.主と向き合う

エルサレムの状況は、衝撃的であり、精神的にも大きな打撃を受けるような事柄でした。その言葉を聞いてネヘミヤは座り込んだのです。彼は、決して絶望したのではなく、主と向き合うために座り込んだのです。自分自身の思いではなく、神の思いを尋ね求めたのです。私たちが行動していくためには、主と向き合うことが必要なのです。

2.主に祈り続ける

ネヘミヤの祈りは、一日では終わらず、幾日も続いていきました。ここでの彼の祈りは、嘆きに満ちたものでした。主は、そんな祈りも聞いてくださるのです。私たちは、こんなことを祈っても良いのだろうかと考える時があります。しかし、大切なのは、主といつも繋がり続けているかなのです。あなたの正直な思いをいつも主に祈りましょう。

3.主と共に進む

ネヘミヤは、祈りの後、ビジョンに向かって行動していきます。そこには、恐れもあったでしょう。しかし、そんな恐れを上回る大きな力が与えられました。「主は祈りを聞いてくださる」という確信です。主は、祈りの中で私たちを整えてくださいます。また、背中を押すだけではなく、共に進んでくださるのです。主に信頼し、一歩を踏み出しましょう。

私たちは、日々、主の前に座りましょう。それは、物事を諦める時ではなく、主に期待する時です。主からの励ましと力を受け取り、信仰をもって一日一日を進んでいきましょう。

主御自身があなたに先立って行き、主御自身があなたと共におられる。主はあなたを見放すことも、見捨てられることもない。恐れてはならない。おののいてはならない。」(申命記31:8)

 

この時期は、会社では入社・退社・転勤・人事異動、学校では入学・卒業・進級などがあり、4月から今までと違う新生活が始まるという人も多くいます。

数年前、新社会人を対象とした「新生活に対する気持ちは?」(2022年2月、LINEリサーチ調べ)というアンケート調査が実施されていました。「期待でいっぱい」と「期待の方が強い」の合計は34%であり、「不安でいっぱい」と「不安の方が強い」の合計は23%でした。このアンケートの中で一番割合が大きかったのが「期待と不安が半々くらい」の36%であり、多くの人たちが期待と不安の中で一歩を踏み出しているのが分かります。

どうして、私たちは、不安を感じるのでしょうか。

それは、私たちには先(将来)を見通すことができないからです。何が起こるか分からないので、私たちは不安を感じるのです。それも新しいことを始めようとしているならば、なおのことなのです。

この時、イスラエルの民たちも荒野の旅を終え、約束の地に向かうために新たなスタートを切ろうとしていました。そこには、当然のように、不安もあったことでしょう。しかし、私たちには、すでに「大丈夫!」の鍵を握っているのです。主御自身があなたに先立って行き、主御自身があなたと共におられるからです。私たちの歩みは、一人だけの歩みではありません。主の守りと支えがいつもあるのです。

新しい一歩を踏み出す時、主なる神様があなたと共にいることをぜひ思い出してください。そして、「大丈夫!」と平安を得ていただきたいのです。

主に委ね、信頼し、一歩一歩進んで行きましょう。

門真キリスト教会 主任牧師 濵崎 恵太

2024.3.31.     イースター礼拝

 

ルカ福音書24:6(P160)     「あの方は、ここにはおられない」

 

イエス様の十字架の出来事を通して、多くの人たちが絶望を経験しました。頼りにしていたものが一瞬にしてなくなってしまったからです。しかし、このところで大逆転が起こったのです。人々は、「あの方は、ここにはおられない」という事実に直面するのです。

1.御言葉を信じる者とされる

婦人たちは、「十字架につけられ、三日目に復活することになっている」〈7〉というイエス様の言葉を知っていました。それは、知識としての理解でした。十字架の出来事を目の当たりにした時、常識が勝ったのです。主は、私たちに御言葉を思い起こさせ、信じる者とならせてくださいます。御言葉は、ただの言葉ではなく、生きて働く言葉です。

2.主を喜ぶ者とされる

復活の出来事を通して、婦人たちは、絶望から解放されました。そして、喜びが与えられたのです。この喜びは、一時的なものではありません。これから先、婦人たちの歩みをずっと支え続けるものとなっていったのです。イエス様の十字架と復活は、私たちに喜びを与えます。このことを感謝し、自分自身のものとしてしっかりと受け取りましょう。

3.福音を伝える者とされる

婦人たちは、自分たちが見聞きしたことを人々に伝えました。ただ、他の人たちからすると、たわ言のようにも感じることでした。それでも躊躇せずに伝えたのです。このことができたのは、婦人たちの力ではありません。主の励ましを受け取り、押し出されていったのです。福音を伝えることは、十字架と復活を知っている私たちに委ねられた働きです。

イースターは、新しく一歩を踏み出す時です。イエス様は、死を打ち破り、復活されました。この事実をしっかりと握りましょう。そして、主と共に行動していく者となりましょう。

2024.3.24.     礼 拝

 

ルカによる福音書23:39-43(P158)     「わたしを思い出してください」

 

イエス様の十字架には、人を変える力があります。一緒に十字架につけられた犯罪人の一人は、十字架上でのイエス様の姿や言葉を通して変えられました。彼にとって十字架の言葉は、愚かなものではなく、神の力となっていったのです〈Ⅰコリ1:18〉。

1.自分自身の罪に気付いた

彼は、元々、十字架の周りにいた人たちと一緒になってイエス様をののしっていました〈マタ27:44〉。自分自身のしたことには目もくれず、責任転嫁していたのです。そんな彼らのために、イエス様は「父よ、彼らをお赦しください」〈34〉と執り成されました。主は、罪を示されます。罪を見て見ぬふりをするのではなく、悔い改めましょう。

2.救いを求めた

もう一人の犯罪人が「自分自身と我々を救ってみろ」〈39〉と言ったのに対し、彼は、「わたしを思い出してください」〈42〉と求めました。罪の大きさを自覚した時、「救ってください」とは言えなかったのです。主は、その心の中を知っていてくださり、応えてくださいます。私たちを救ってくださるのは、イエス様だけです。このお方にすがりましょう。

3.主と共にいる者とされた

イエス様は、彼の過去に言及せず、「あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる」〈43〉と救いの約束をされました。大切なのは、信仰告白と悔い改めです。この後、彼を待ち受けているのは、死という現実です。しかし、彼には平安がありました。主と共にいることができるからです。どんな人でも方向転換することができます。今日、救いが起こるのです。

今週は、受難週です。イエス様の十字架を日々覚えたいのです。ここから主と共にある新しい歩みが始まりました。このことに感謝し、主と共に一歩一歩進んで行く者となりましょう。

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