2012年12月 第360号 「クリスマスをどう迎える?」

 そのとき、占星術の学者たちが東の方からエルサレムに来て、言った。「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。わたしたちは東方でその方の星を見たので、拝みに来たのです。」 (マタイによる福音書2章1~2節)

 クリスマスおめでとうございます。 神の御子が、ユダヤの王ヘロデの時代に、預言者ミカの預言どおりユダヤのベツレヘムにお生まれになったとき(ミカ5・1)、東方の学者たちが、イエスを礼拝するためはるばるやって来ました。

 ユダヤ人の王が生まれたと聞いたヘロデ王は、恐れ惑い、自分のことだけを考えて、神の御子を殺そうと密かに計画します。エルサレムの人々も皆、同じように不安を抱きました。また、宗教指導者たちも、キリストの誕生についてよく知っていたにもかかわらず無関心で信じようとはしませんでした。

 一方、東方の学者たちは、母マリヤと共におられた幼子を見つけ、喜びにあふれてひれ伏し、幼子を礼拝しました。そして彼らは、この幼子を王の王として認め、王として受けるにふさわしい黄金、乳香、没薬を贈り物としてささげました(ルカ2・10~11)。

 聖書によると、イエス・キリストを救い主と信じて礼拝する人と、無関心で信じようとしない人とに別れること分ります。

 「神が御子を世に遣わされたのは、世を裁くためではなく、御子によって世が救われるためである。御子を信じる者は裁かれない。信じない者は既に裁かれている。神の独り子の名を信じないからである。」(ヨハネ3・17‐18)

 あなたは、どちらを選びますか。