「誰の声を聞くのか?」  

2025.11.16.     礼 拝

創世記19:17‐26(P26)     「誰の声を聞くのか?」

ロトの妻は後ろを振り向いたので、塩の柱になった〈26〉。

1.ためらうロト

主のみ使いは、ロトの客となり「滅ぼしに来た」と告げます。ロトは婿たちに「早くここから逃げよう、町が滅ぼされるから」〈14〉と伝えますが、彼らは冗談と受け取り逃げませんでした。ロトも人々の雰囲気に呑まれ、ためらっていました。

ロトは、アブラハムと分かれて何年も経ち、神に従わない、この町の空気に慣れてしまっており、すぐに行動できませんでした。

2.塩の柱になったロトの妻

ソドムが神様の怒りに触れ、滅ぼされた時、その災いから逃れることができたロトと家族でした。しかし、ロトの妻は「後ろを振り返ってはならない」〈17〉と言われながらも、振り向き塩の柱になってしまいました。

神の言葉ではなく、彼女は自分の内の声に従って、振り向いてしまいました。

3.誰の声を聞くのか

ソドムとゴモラの裁きには、神様へのアブラハムのとりなしがありました。ためらっていたロトの「手をとり」〈16〉、「山まで逃げ延びることはできません、小さな町に」〈19〉と申し出た時、受け入れてくださいました。この憐みによってロトは行動することができたのです。

神様はアブラハムのとりなしを受け入れてくださいました。彼が『いつも聞き従っていた』からです。神の声に従う時、私たちも憐れみと恵みを受けることができます。

お祈り 天の父なる神様、私たちが『いつも』神様の声をしっかりと聞き、行動できますように。習慣と恐れを除き、固き信仰と神の力により『いつも』平安を与え導いてください。尊きイエス様の御名で祈ります。アーメン。