「お言葉どおりに」  

2024.12.1.     礼 拝

ルカによる福音書1:26-38(P100)     「お言葉どおりに」

 

人生では、予期せぬ場面に遭遇することがあります。マリアもそんな一人でした。それでも、彼女は「お言葉どおり、この身に成りますように」〈38〉と主に委ねることを選択しました。私たちの内に働いてくださる主はどのようなことをしてくださるのでしょうか。

1.共にいてくださる 

天使ガブリエルの言葉にマリアは困惑しました。身に覚えのないことであり、律法で姦淫は石打ちになることが定められていたからです。恐れや不安の時にも彼女は一人ではありませんでした。主が共におられたのです。主は、何があっても見放すことはありません。一人で思い悩むのではなく、共にいてくださる主に全てを打ち明けてみましょう。

2.常識を超えて働いてくださる 

私たちは、常識を持っています。その常識を基準にして、できるか、できないかを判断するのです。しかし、主は、私たちの常識を超えて働かれるお方です。神にできないことは何一つないのです〈37〉。私たちが困った時だけではなく、どんな時にも主は働かれます。自分自身の力や周りのものに頼るのではなく、主に頼る者となりましょう。

3.導き続けてくださる  

マリアは、恐れや不安の中で主に目を向けました。そこには、小さな信仰しかなかったかもしれません。主は、そんな小さな信仰を覚えてくださり、彼女を用い、ふさわしい器へと整えてくださるのです。主に従うのは、勇気がいることです。しかし、主は変わらず私たちを導き続けてくださるのです。恐れることなく、主に従っていきましょう。

私たちは「お言葉どおりに」と一歩を踏み出したいのです。主は、今日も私たちを招いてくださいます。主に全てを委ね、主の御言葉に従う者となっていきましょう。