「神を愛し 人を愛す」 種村神学生
2024.9.8. 礼 拝
Ⅰコリント8:1-3(P309) 「神を愛し 人を愛す」
1.知識のトリセツ~知識には愛を~
私たちの世界は知識や情報で溢れています。それこそが私たちの生活を豊かにすると信じられています。また知識をうまく使うことが有能で価値がある事だと考えられています。しかし1節では「知識は人を高ぶらせるが、愛は造り上げる。」と教えています。
愛は知識を補完し、他者を傷つけることなく、建設的に生きるためのものです。この愛によって私達は生かされ、成長していくのです。
2.神を愛する
私たちが神様を愛しているから、神様が私たちを知っておられるわけではありません。まず最初に神様が私たちを愛してくださったのです。それによって私たちは神様との関係を回復することができました。「人が神を愛する」とは、神様の愛に応えて私たちが愛を示すことです。その応答の中で私達は成長する事ができます。恵みを忘れずに神様との愛ある親密な関係を築き続けましょう。
3.人を愛する
全てに愛を加える、これは日頃の対人関係に置いても同じ事です。この箇所では偶像に捧げたものを食べても汚れるわけではないですが、それを見た信仰の幼い信者がつまずく事がないように配慮するべきだとしています。正しい。間違っていない。だからこれを貫いて良い。そう思っている出来事が日常でもあるかもしれません。それらの判断基準に神様の愛があるかどうかを加えてみる事はとても大切なのだと気づかされます。
パウロは信者に対して単に自分の知識や自由を主張するのではなく、愛によって他者の霊的な状態を守ることの重要性を教えています。まず神を愛しその愛によって人を愛せる歩みを選び続けていきましょう。