「人生の最初から最後まで」 2024年9月
同じように、わたしはあなたたちの老いる日まで/白髪になるまで、背負って行こう。わたしはあなたたちを造った。わたしが担い、背負い、救い出す。(イザヤ書46:4)
毎年9月の第3月曜日は、敬老の日です。敬老の日は、1947年に兵庫県多可郡野間谷村(現:兵庫県多可町)の門脇政夫村長が提唱した「としよりの日」が始まりとされています。
門脇氏は、35歳の時に村長になりました。彼の村長としてのビジョンは、「みんながあたたかい心ですごせる村をつくりたい」というものでした。ただ、年配の人たちの元気のない様子が気にかかっていました。そこで、お年寄りたちが元気になるようなことはできないかと考え、お年寄りを敬う会である敬老会を開いたのです。
このことが、兵庫県全体に広がり、さらに、国にも働きかけていったところ、1966年に「敬老の日」として国民の祝日として制定されることとなり、今に至っています。
私たちは、今年も長年にわたって、家族に、社会に、教会に仕えてこられた一人ひとりを敬い、主の祝福が豊かにあるようにと祈っていきたいと願います。
年を重ねることは、私たちにとって良いことばかりではないかもしれません。時として、身体が痛んだり、疲れたり、動けなくなってしまうことがあります。しかし、主なる神様は、「わたしはあなたたちの老いる日まで 白髪になるまで、背負って行こう。」と語ってくださいます。主が働かれているのは、私たちが生まれた時から今に至るまで変わりません。また、それは、これから先も続いていきます。私たちの人生の歩みは、一人だけのものではありません。主が私たちを背負ってくださり、導いてくださるのです。あなたもこのお方に全てを委ねて、共に進んでいく者となりませんか。
門真キリスト教会 主任牧師 濵崎 恵太