「わたしを知っておられる」 2024年7月
主よ、あなたはわたしを究め/わたしを知っておられる。(詩編139:1)
今年の近畿地方の梅雨入りは、例年より15日ほど遅くなりました。その一方で梅雨明けは平年通りと予想している民間の気象情報会社もあり、短い梅雨になりそうです。
梅雨が明けると、いよいよ本格的な夏へ向かっていきますが、夏と言えば、何を思い浮かべるでしょうか。色々あるかと思うのですが、この時期になると、レストランやスーパー・コンビニでは、土用の丑の日のうなぎの宣伝が始まっていくので、うなぎを目にする機会も多くなっていくかと思うのです。
2024年の土用の丑の日は、7月24日(水)と8月5日(月)です。日本では、昔からうなぎをスタミナ食と認識されていました。それは、万葉集にも歌が書かれているほどです。
日本人にとってなじみ深いうなぎなのですが、長く生態が明らかにされてこなかった謎の生物でもありました。多くの学者たちが研究を重ね、産卵場所が判明したのも1991年のことでした。しかし、日本からどのようにして産卵場所へと向かうのかは、未だに分かっていないことから謎の多い生物でもあります。
私たちの周りには、分からないことがたくさんあります。このことは、自分自身についても言えるかもしれません。
主なる神様は、そんな私たちのことを知っていてくださいます。なぜなら、私たちの内臓を造り、母の胎内で組み立ててくださったからです。知らないところは、何一つないのです。
今、あなたは、喜んでいますか。それとも、悲しんでいますか。人によっては、周りの人たちに言えないような苦しみを抱えているかもしれません。しかし、主なる神様は、あなたの全てを知っておられます。自分自身だけで何とか頑張ろうとするのではなく、あなたもこのお方に委ねて、共に進んで行く者となりませんか。
門真キリスト教会 主任牧師 濵崎 恵太