「小さな証人」

2023.11.12.     礼 拝

 

列王記下5:3(P583)     「小さな証人」

 

アラムの王の軍司令官ナアマンは、重い皮膚病を患っていました。そんな彼がイスラエルの預言者であるエリシャのもとへ行き、神の癒しを体験したのです。その陰には、聖書に名前も記されていない一人の少女の言葉がありました。

1.受け入れる

イスラエルでは、口伝で信仰が継承されてきました〈申6:7〉。彼女も両親から神や律法に関することなどを教えられてきたことでしょう。そして、一つ一つの事柄を通して「神ならできる」と信じ、受け入れたのです。ここに彼女の揺らぐことのない土台がありました。信仰はまず受けることから始まります。神の言葉を素直に受け入れましょう。

2.行動する

彼女の言葉がなければ、ナアマンは、エリシャのもとへ出かけて行くこともなく、癒しを求めることもありませんでした。この一言から一人の人生が変わったのです。ただ、彼女は、少女であり、捕虜でした。誰かの目に留まるような人物ではなかったのです。しかし、主は、どんなに小さな者でも用いられます。あなたのできる一歩を踏み出しましょう。

3.委ねる

ナアマンは、彼女の言葉を聞き、出かけていきました。そして、彼は癒されたのです。また、神への信仰を告白する者へと変えられたのです〈15、17〉。神は、私たちが期待している以上の答えを与えてくださいます。私たちは、行動した後のことが気になってしまいます。けれども、神が全ての責任を負ってくださいます。神に期待し、全てを委ねましょう。

神が用いられるのは、特別な人だけではありません。子どもも大人も関係なく、あなたを用いられるのです。今日も神によって立ち上がり、証人として神に仕えていきましょう。