「祈りの人」
2023.7.2. 礼 拝
列王記上18:41-46(P565) 「祈りの人」
エリヤは、預言者の中の預言者とも呼ばれる人物です。しかし、ヤコブは「わたしたちと同じような人間」〈ヤコ5:17〉と表現しました。エリヤの歩みを支えたのは、信仰であり、祈りでした。主は、私たちの祈りに答え、素晴らしい恵みを与えてくださいます。
1.主の言葉を握る
エリヤの祈りの原動力は、主の言葉でした。彼は、「わたしはこの地の面に雨を降らせる」〈1〉という言葉を握って行動しているのです。それは、様々な出来事を通る中でも変わりませんでした。私たちは、右に逸れたり、左に逸れたりと迷うことが多々あります。そんな時にこそ、主が与えてくださった言葉に戻りたいのです。
2.主を信じて祈り続ける
エリヤは、ここでも真剣に主に祈りました。けれども、雨が降る気配は全くありませんでした〈43〉。祈りは、瞬間的に聞かれることもあれば長い間待たなければならない時もあります。それでも、主を信じ、祈り続けたいのです。私たちの信じている主は、今も生きておられ、祈りを聞いてくださるお方です。
3.主の答えを受け取る
主は、エリヤに語った言葉の通りに答えてくださいました。それは、「手のひらほどの小さい雲」〈44〉から起こったのです。ただ、この雲は、普通に考えるならば、ほとんど意味がないようにも思えるものです。しかし、彼は、一歩を踏み出したのです。主は、私たちの常識を超えて働かれます。主に期待し、信仰をもって、答えを受け取りましょう。
エリヤの歩みには、奇跡とも思える出来事がたくさんありました。それは、信仰と祈りとそこに働かれる主から始まっているのです。今日も主に委ね、祈りの手を挙げましょう。