「必要なことは一つだけ」

2023.3.12.     礼 拝

 

ルカ10:38-42(P127)     「必要なことは一つだけ」

 

私たちの人生は、選択の連続です。人生を左右するような大きな事柄だけではなく、日常にある小さな事柄も選択をしているのです。このことは、信仰生活においても同様です。そんな中でイエス様は「必要なことはただ一つだけである」〈42〉と言われました。

1.主に心を向ける

イエス様がある村に入られた時、家へ迎え入れたのは、マルタでした〈38〉。また、マリアは、主の足もとに座って、その話に聞き入っていました〈39〉。彼女たちの目的は、どちらも主を迎え入れ、主と交わることでした。あなたは、いつも主を心に迎え入れることができていますか。慌ただしい日常にあっても、一歩立ち止まり、主に心を向けましょう。

2.主の言葉を聞く

マリアの行動は、あり得ない行動でした。彼女の姿勢は、ラビに学ぶ弟子の姿であったからです。女性がラビの弟子になることはできません。しかし、主は、彼女に語られました。主の言葉を聞く権利は全ての人に与えられています。周りを気にするのではなく、主があなたに語られる言葉を聞きましょう。

3.主のために行動する

マルタは、イエス様とマリアに不平不満を抱きました。もてなすことに集中し、最初の思いを忘れてしまったのです。そんなマルタに、主は「マルタ、マルタ」〈41〉と優しく語られました。また、そこから信仰を告白する者へと成長させてくださったのです〈ヨハ11:27〉。主は、私たちを、主を愛し、主のために行動する者とならせてくださいます。

マルタとマリアの行動は、どちらも大切なことです。ただ、主が中心でなければ無意味なものです。今日も私たちは必要なただ一つのことを選び取る者となりましょう。