「アブラムは主を信じた」

2023.2.5.     礼 拝

 

創世記15:1-6(P19)     「アブラムは主を信じた」

 

アブラムは、主が示す地へと出ていきました。ただ、その歩みは、悩みがあり、苦しみがあり、不信仰になることもありました。そんな彼がここで「主を信じた」〈6〉のです。それは、彼の努力によるのではなく、主が彼を信じる者とならせてくださったのです。

1.主の励ましを受け取る

主は、アブラムを召した時、「あなたの子孫にこの土地を与える」〈12:7〉と約束されました。しかし、この時の彼には、まだ子どもが与えられていませんでした。苛立ちや不安などの思いもあったことでしょう。そんな時、主は「恐れるな」〈1〉と声をかけてくださるのです。主は、私たちの状況を知ってくださり、まず励ましを与えてくださいます。

2.主の約束を握り続ける

常識は、私たちの信仰の歩みにブレーキをかけてしまうことがあります。アブラムも同じでした。こんな年齢で子どもが与えられるはずがないと考えていたのです。そんな彼に主は改めて約束を示されました〈5〉。主は、私たちに約束を示し続け、約束が変わらないことを教えてくださいます。

3.主に委ねる

これらの出来事を通して、アブラムが出した応答は、「主を信じた」〈6〉ということでした。ただ、ここで何らかの状況が変わったのではありません。彼は、全てを創造された主の力を見、主を受け入れたのです。そして、生まれ故郷を出た時と同じように、再び信仰の一歩を踏み出したのです。私たちも日々主の力を見、信仰を新たにされましょう。

私たちは、主を信じていても不信仰になってしまうことがあります。その都度、主は、働いてくださいます。今日も、主の御言葉を聞き、主と共に信仰の歩みを進んでいきましょう。