2011.12.4  「贖罪日」

2011.12.4.            礼 拝

 

 

レビ16:32-34(P188)            「贖罪日」

 

Ⅰ.大祭司〈6〉- 自分と一族の罪を贖う

 ① 自分をきよめる:体を水で洗い、亜麻布の聖なる衣服(台)を着る〈4〉。

 ② 自分と一族を贖う:雄牛の血で罪の清めと贖いをする〈11,14〉。

 ③ 香の煙で贖いの座を覆う:聖なる香で、神を直接見ないように〈12,13〉。

 ▽ このように神に選ばれた大祭司であっても、罪ある人間だから、民を贖うため、

   神のみ前に立つには、自分自身を清めなければなりません(レビ19:2)。

 ※ この大祭司は、イエス・キリストの象徴です(ヘブライ7:26-27)。

 

Ⅱ.二匹の雄山羊〈8〉- 民の罪を贖う

 ① くじ引きで、主のものとアザゼルのものとを決める〈8〉

 ② 主のものの雄山羊をほふり、その血を祭壇に注ぐ〈18-19〉

  ・血は罪を清めます〈19〉-(ヘブライ9:22)

  ・七度〈19〉- 罪が完全に清められたことを示します。

 ③ アザゼルの雄山羊を荒野に追いやる〈21-22〉

  ・両手を雄山羊の頭に置く〈21〉- 民の罪を山羊に移し、象徴的に同一。

  ・民の全ての罪を告白する〈21〉- 罪を悔い改める(Ⅰヨハネ1:9)。

  ・アザゼル〈8〉- 無人の地、人里離れた地、不毛の地、断絶の地。

  ・民の全ての罪を背負った山羊は一度追放されたら、二度と帰って来られない事、

   つまり、民の罪が完全に赦された事を示します(詩編103:12)。

  ・主イエスの叫び「エリ、エリ、レマ、サバクタニ」〈マタイ27:46〉〈マルコ15:34〉。

 ▽ 主のものの雄山羊の血は、イエスの血による罪の清め〈Ⅰヨハネ1:7〉、アザゼル

   の雄山羊のは、イエスの十字架により、罪が完全に消された事を示します(ローマ8:1-2)。

※ この二匹の雄山羊も神の小羊イエスの象徴です(ヘブライ9:11-12)