「わたしの助けはどこから来るのか」 2022年9月

【都に上る歌。】目を上げて、わたしは山々を仰ぐ。わたしの助けはどこから来るのか。わたしの助けは来る/天地を造られた主のもとから。(詩編121:1~2)

 

今年は、3年ぶりに行動制限のない夏休みとなりました。新型コロナウイルスの第7波が襲来している状況下で、なかなか以前と同じように過ごすことはできませんが、テレビのニュース番組を見ていると、多くの人たちが帰省や旅行を楽しんだようです。

みなさんは、旅をすることは好きでしょうか。今では、列車・飛行機・船・バスの旅など、様々な旅の方法があります。私自身も旅が好きなので、旅行会社の店頭に置いてあるパンフレットや旅行関係のホームページを見るだけでも楽しくなってきます。私たちの人生も時として旅と表現されることがあります。例えば、「奥の細道」を書いた松尾芭蕉は、「月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人也」という言葉をのこしています。ただ、旅は、決して楽しいことばかりではありません。その道中では、危険に遭遇することもあるのです。しかし、この詩編を書いた作者は、不安ではなく、喜びにあふれ、主なる神様に向かって賛美をささげる詩を書いているのです。

それは、作者自身が、旅の中で主の守りを体験し続けているからです。

主の守りは、決して一時的なものではありません。今のこの瞬間も主は私たちを守ってくださっているのです。

旅には、スタートがあれば、ゴールもあります。このことは、人生も同じです。主なる神様は、私たちが生まれたその時から、この世の歩みを終えるその時まで変わらずに守り続けてくださいます。

あなたも「いつも主は共におられ、必ず私を守ってくださる」。このことを信じて、日々の生活を歩んでいきませんか。

門真キリスト教会 主任牧師 濵崎 恵太

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