「神と私を隔てる垂れ幕」
2022.8.7. ウェルカム礼拝
マルコ15:38(P96) 「神と私を隔てる垂れ幕」
イエス・キリストが十字架の上で息を引き取られた後、聖書には不思議な出来事が記されています。神殿の垂れ幕が上から下まで真っ二つに裂けたのです。このことは、単なる記録として書かれているのではなく、今を生きている私たちにも大きな意味のあることなのです。
1.神に近づくことができる
神殿には、聖所と至聖所の間に分厚い垂れ幕がありました。それは、神と私たちを隔てるものであり、誰も自分自身の力で越えることができないものでした。罪ある人間は、神に自由に近づくことができず、罪の贖いが必要だったのです。イエス・キリストは、十字架を通して、私たちの罪を清め、神に近づく新しい道を開いてくださったのです。
2.神と交わることができる
交わりは、一方通行の関係ではありません。私たちが呼びかける時、神はその呼びかけを聞いてくださるのです。また、私たちに対しても様々な方法をもって御心を示してくださるのです。双方向の関係がそこにはあるのです。神は、私たちを交わりへと招いてくださいます。いつでも、どこでも、神との交わりの時を大切にしましょう。
3.神と共に歩み続けることができる
イエス・キリストによって、神と私を隔てるものはなくなりました。神との新しい関係が始まったのです。私たちの人生は、様々なことが起こります。時として、どうすることもできず、落ち込んでしまうこともあります。しかし、私たちは一人ではありません。私たちが神と共に歩みたいと願う時、神も共に歩み続けてくださるのです。
神と私を隔てる垂れ幕を引き裂いたのは、私たちではなく、神ご自身です。今日、あなたも神の愛を受け取り、神と共にある新しい歩みを始めませんか。