「これが道だ、これに歩め」 2022年4月
あなたの耳は、背後から語られる言葉を聞く。「これが行くべき道だ、ここを歩け/右に行け、左に行け」と。(イザヤ30:21)
春は、気候の変化だけではなく、身の回りでも変化の多い季節です。学生では、入学式やクラス替えなどがあります。社会人も新しい職場へ異動となったり、新しい仲間ができたりすることもあります。また、人によっては、引っ越しで今までとは違う場所に移動することもあるでしょう。
新しい環境に進んでいくことは、私たちにとって大きなストレスであるとも言われています。いきなりの変化に体と心がついていかず、メンタル面を支える自律神経が乱れてしまうこともあるそうなのです。
みなさんの中でも、新年度への期待と同時に不安を抱えている人もおられるのではないでしょうか。しかし、そんな時、私たちは一人ではないことを覚えていただきたいのです。主なる神様がいつも共にいてくださり、私たちに声を掛けてくださるのです。
日本国内には、1日に2000便もの飛行機(コロナ禍以前、国内線のみ)が空を飛んでいます。そんな飛行機が正しい方角へ進み、目的地にたどり着くためには、航空管制官の存在が欠かすことができません。飛行機を飛ばしているパイロットにとって、技術には確かな自信を持っています。しかし、管制官からの誘導は、いつも通りの当たり前であったとしても、やはり安心するそうなのです。
私たちの人生の中にあっても正しく誘導してくださる方がいます。「これが行くべき道だ、ここを歩け」と主なる神様がいつも誘導してくださるのです。それも最も良い道を教えてくださるのです。主が誘導してくださる道へと進む時、私たちは何一つ心配することなく、安心して進むことができるようになります。あなたも日々主の御声に耳を傾けませんか。
門真キリスト教会 主任牧師 濵崎 恵太