「新しいスタート」 2022年1月

ノアは主のために祭壇を築いた。そしてすべての清い家畜と清い鳥のうちから取り、焼き尽くす献げ物として祭壇の上にささげた。(創世記8:20)

 

 あけましておめでとうございます。この新しい年もお一人お一人の上に主なる神様の祝福が豊かにあるようにとお祈りしています。

 お正月の期間には様々な定番行事がありますが、その中の一つに「駅伝」を挙げることができます。テレビを見ていると、連日、実業団の駅伝や箱根駅伝の様子が放送されています。

 駅伝は、スタートを飾る第一区が特に大切だと言われています。なぜなら、この第一区の内容が大会全体の流れを作ると言われているからです。何事もスタートが肝心と言われていますが、駅伝においても例外ではなく、スタートである第一区が勝負を左右するような大きな分かれ目となっているのです。

 聖書の中には、ノアの箱舟の出来事が書かれています。この出来事の後に、ノアが最初に行なったことは、焼き尽くす献げ物を献げたということでした。彼が箱舟の中にいた期間は371日も亘っていましたので、箱舟から出た後にやりたいと考えていたことも色々あったことでしょう。しかし、何よりもまず主なる神様を礼拝することを選んだのです。それは、主なる神様がどんな時にも彼と共にいて、支え続けてくださっていたからです。

 私たちは様々なものに目が留まります。そして、そちらを優先してしまうのです。しかし、それらのものよりもまず主を礼拝することを大切にしていきたいのです。主はノアに働かれたように、私たち一人一人にも変わらず働いてくださいます。

 あなたもこの新しい2022年、主を礼拝することからスタートしてみませんか。そこには祝福に満ち溢れた日々がすでに備えられています。

門真キリスト教会 主任牧師 濵崎 恵太