「父のもとへ帰ろう」

2021.11.7.     ウェルカム礼拝

 

ルカ福音書15:11-24(P139)     「父のもとへ帰ろう」

 

帰ることのできる場所があるのは、素晴らしいことです。多くの人たちは、この事実に気づかないまま日々を過ごしています。聖書に書かれている放蕩息子もそんな一人でした。私たちの帰るべき場所は一体どこなのでしょうか。

1.我に返った

彼は、ひどい飢饉の中でもがき続けました。ここで彼は我に返ったのです〈17〉。そして、「父のもとへ帰ろう」という自分自身の思いに初めて気付いたのです。彼の思いは、失敗者の敗北宣言のようなものでした。しかし、ここから彼の回復が始まっていったのです。自分自身の力に頼るのではなく、まず主に心を向けていきましょう。

2.一歩を踏み出した

「彼はそこをたち、父親のもとに行った。」〈20〉という行動は、相当な覚悟が必要でした。「父は赦してくれないのではないか」との思いも当然のようにあったでしょう。私たちは行動する前に様々なことを考えてしまいます。しかし、主はそんな私たちの背中を押し、踏み出す力を与えてくださいます。主に信頼し、一歩を踏み出してみましょう。

3.悔い改めた

父親の前に立った時、彼は後悔ではなく、悔い改めたのです。後悔はただ後ろばかりを見ているのに対し、悔い改めは方向転換して前を見始めているのです。私たちもそれぞれの罪を主の前に悔い改めたいのです。そこには主の赦しがあるのです。また、私たちの新しい歩みが始まっていくのです。

天の父なる神様は、あなたが帰ってくるのをいつも待っておられます。今日、あなたも帰るべき場所へと一歩を踏み出してみませんか。