「人生の逆転劇」

2020.6.28.      礼 拝 

  

ルツ記4:13-22(P427)       「人生の逆転劇」

スポーツを見ていると逆転劇が起こることがあります。試合終了と宣言されるまでは何が起こるか分からないのです。ルツ記も逆転劇を扱っていると言えます。それは、ナオミの「人生の逆転劇」です。主は彼女にどのようなことをしてくださったのでしょうか。

1.主はナオミを見捨てなかった

ナオミはモアブの野での失敗を通して、自分自身を責めるのと同時に主なる神様のことをも責めました〈1:20,21〉。主は、彼女が暗く沈んでいる時も、元気になった今も変わることなく共にいてくださいました。日々私たちに目を向け、支え続けてくださるのです。そんな主にいつも信頼する者となりましょう。

2.主にナオミに助け手を与えてくださった

私たちの人生の中で助け手の存在はとても重要です。ナオミの人生の中での助け手は、嫁であるルツでした〈14,15〉。ナオミのそばにルツが与えられたのは決して偶然ではありません。主の計画の中にあって、二人をそばにおかれたのです。主は必要な助け手を与え、どんな問題をも乗り越えさせてくださいます。

3.主は祝福を与え続けてくださる

ルツ記の最後は系図で締めくくられています〈18-22〉。この系図はダビデへと続き、さらにはイエス・キリストにまで続いていきます。変わることのない主の大きな憐れみの中にナオミはおかれていたのです。私たちも彼女と同じように、揺るがない主の愛をいつも受けています。主の祝福の中を歩み続けることができるのです。

「人生の逆転劇」はナオミの努力によって起こったのではありません。全ては主なる神様によってなのです。今日もこのお方に心からの礼拝を献げていきましょう。