「踏み出す一歩」
2020.1.26. 礼 拝
ルツ記1:1-7(P421) 「踏み出す一歩」
私たちが踏み出す一歩は、選択する一歩であるとも言うことができます。なぜなら、私たちの人生の歩みは選択の連続だからです。ルツの義理の母であるナオミも一歩を踏み出していきました。彼女はどのような一歩を踏み出したのでしょうか。また、私たちはどのような一歩を踏み出していくべきなのでしょうか。
1.人間的な一歩
ナオミたちの前には、大きな問題に立ちはだかっていました。それは、飢饉という問題です。「パンの家」という意味を持つベツレヘムにも飢饉が及んでいたことからも大規模な飢饉であったことでしょう。そのような中で彼女たちはモアブの野に向かって一歩を踏み出していきます。ただ、この一歩は、神様を信頼しない人間的な一歩でした。私たちもこのような一歩を踏み出してしまう時はありませんか。
2.主にすがる一歩
ナオミの苦難は、飢饉だけではありませんでした。その後、夫と息子たちの死という出来事が起こったのです。自分自身に何もなくなった時、彼女はもう一度主にすがるという選択をしたのです。この選択が回復へと繋がっていきました。ここでの一歩は、完全に主を信頼しての一歩ではなかったかもしれません。しかし、主はその一歩を覚え、祝福を与えてくださるのです。
主なる神様はどのような時にも私たちを見捨てることはありません。いつも養い続けてくださる主に信頼し、主にすがる一歩を踏み出していきましょう。