「あなたのその力をもって」

2019.11.10.       礼 拝 

 

士師記6:11‐16(P390)       「あなたのその力をもって」

 

ギデオンは信仰の勇者として知られている人物です。けれども、最初から勇者と呼べるような人物ではありませんでした。私たちと同じようなごく普通の人だったのです。そんな彼を主は立ち上がらせたのです。

 

1.声をかけられる

ギデオンは、ミディアン人を恐れ、隠れていました。そんな彼に主の使いは「勇者よ」〈12〉と声をかけられたのです。この時の彼の姿を見て、誰が勇者だと認めるでしょうか。しかし、この声から彼の歩みは大きく変わっていきました。主は召しにふさわしく成長させてくださいます。その最初は主の声を聞くことなのです。

 

2.そのままを用いられる

「私にはできない」。私たちがよく使う言葉の一つです。彼が持った思いも同じだったことでしょう。主はそれでも「あなたのその力をもって行くがよい」〈14〉と言われたのです。私たちは何か特別なことができないと難しいと考えてしまいます。ですが、主はあなたの今のそのままでも用いたいと願っておられるのです。

 

3.主と共に働くことができる

主のために働くことは、難しいように感じます。それは、自分自身の力だけで頑張ろうとしてしまうからです。私たちは決して一人ではありません。どのような時にも主は「わたしがあなたと共にいるから……できる」〈16〉と言ってくださるのです。この励ましをしっかりと受け取って、どんな事柄にも向かっていきましょう。

 

弱かったのに強い者としてくださるのは主なる神様です〈ヘブ11:34〉。今日も主は私たちを用いたいと願っておられます、全てを委ねて立ち上がる者となりましょう。