2019年7月 第439号 「神の姿(像)」
わたしたちは、この御子によって、贖い、すなわち罪の赦しを得ているのです。御子は、見えない神の姿であり、すべてのものが造られる前に生まれた方です。(コロサイ信徒への手紙1章14-15節)
御子イエス様は、すべてのものが造られる前からおられた方、すなわち、天地万物を創造された神様です。
また、イエス様は、私たちが目で見ることのできない神様を見ることができるように、神としての立場も身分も捨てて、私たちと同じ人としてこの世に来てくださった「見えない神の姿」なのです。だから「わたしを見た者は、父を見たのだ」(ヨハ14・9)と言われました。
私たちは「神にかたどり、神に似せて造られたもの」です(創1・26)。つまり、私たち一人ひとりは「神のかたち(神の像)」である御子イエス様において造られたのです。
しかし、すべての人は神に逆らい、神になろうとしたため、エデンの園を追放されました(創3・23-24)。それは、人間本来の姿「神のかたち」を失ってしまったということです。
それでもなお、私たちを愛してくださる神は、私たちと和解し、関係を回復するために、御子イエス様を「人のかたち」として遣わしてくださいました。そして十字架にかかり、罪の代価である死を、あなたのために命を捨てて支払ってくださいました。あなたはすでに「罪の赦しを得ているのです」。
イエス様は、「わたしは復活であり、命である。わたしを信じる者は、死んでも生きる」(ヨハ11・25)と約束してくださっています。