「心に起こるもの」

2018.9.9.       礼 拝   

 

ヨハネ12:1‐8(P191)       「心に起こるもの」

 

自分の髪の毛でその足をぬぐった。家は香油の香りでいっぱいになった〈3〉。

 

ナルドの香油

イエス様が過越祭の前に、ベタニヤへ行かれた時、親しくしていた姉弟たちの家へ行きました〈1〉。ナルドの香油は、とても高価で、一生に一度使うか使わないかという香油でした。この日、香油の香りが家の全体に広がりました。 

マリアはイエス様のために、自分にできる最高の事を行いました。

 

香りで満たされた時

香りは一瞬で空間に広がります。ある香りによって思い出がよみがえる体験がありますか。マリアが香油を使ったこの瞬間、その場にいた人々の心には様々な思いが起こりました。「なぜ、これを売って、貧しい人に施さなかったのか」ユダは言います〈4〉。「そのままにさせておきなさい」とイエス様は言われます〈7〉。

マリアの献身とは別の思いがその場に存在した。

 

イエス様に心から捧げる

同じ光景を見て体験をした時、私たち人の心にはそれぞれに様々な思いが起こります。ある人には「良いこと」、別の人には「嫌なこと」。マリアはイエス様に尽す献身の思いをもって行動し〈3〉、イエス様はこれを「良いモノ」〈7〉として受けてくださいました。

香油は一滴も残りませんでした。

 

お祈り 天にいます父なる神様、御名を崇めます!私たちの行動の源が、自分中心・利益中心ではなく、神様にお捧げするモノであるように。正しき思いを起こさせてください。イエス様の御名によってお祈りします。アーメン