2018年4月 第424号 「このことを信じるか」

イエスは言われた。「わたしは復活であり、命である。わたしを信じる者は、死んでも生きる。生きていてわたしを信じる者はだれも、決して死ぬことはない。このことを信じるか。」(ヨハネによる福音書11章25-26節)

 

イースターおめでとうございます。

イエス様の復活は、旧約聖書でくり返し預言されており、イエス様ご自身もたびたび予告されていたことです。イエス様の復活はいわゆる蘇生(そせい=生きかえること)とは違います。

死んだ人が復活することなんてことは、人間の常識では考えられないことですし、ましてや信じることなどできないことです。イエス様と三年以上寝食を共にした12弟子でさえも、「しかし彼らは、イエスが生きておられること、そしてマリア(マグダラの)がそのイエスを見たことを聞いても、信じなかった」(マルコ16・11)とあるとおり信じられなかったのです。しかし、イエス様のご遺体を葬った墓はからとなり、その後、復活されたイエス様は再三弟子たちの前に姿を現わされました。

「キリストが復活しなかったのなら、わたしたちの宣教は無駄であるし、あなたがたの信仰も無駄です。更に、わたしたちは神の偽証人とさえ見なされます。なぜなら、もし、本当に死者が復活しないなら、復活しなかったはずのキリストを神が復活させたと言って、神に反して証しをしたことになるからです。キリストが復活しなかったのなら、あなたがたの信仰はむなしく、あなたがたは今もなお罪の中にあることになります。しかし、実際、キリストは死者の中から復活し、眠りについた人たちの初穂となられました」(Ⅰコリ15・14-15、17、20)