2018年1月 第421号 「新たに生まれなければ」
「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」(ヨハネによる福音書3章16節)
ユダヤ人の議員であるニコデモが、ある夜ひそかにイエスのもとに来て、イエス様はすばらしい先生だとほめ、話の本題に入る前、イエス様は「人は新たに生まれなければ、神の国を見ることはできない」と言われました。ニコデモは「大人がどうしてもう一度母の胎内に入って生まれることができますか」とたずねます。イエス様は「肉から生まれるものは肉である。霊から生まれるものは霊である」と答えます。
これは、生まれたままの人の肉体はやがて死ぬが、神の霊(聖霊)によって新しく生まれ変った人は生きるものとなるということです。(同1~6)
さらにイエス様は、やがてご自分が十字架に上げられ、ご自分の命の代価によって、すべての人の罪の報酬である死から贖ってくださること、そしてその事実を信じる人は永遠の命を得ることができることを約束してくださっています。(同13~15)
聖書は冒頭の16節のみことばに続いて「神が御子を世に遣わされたのは、世を裁くためではなく、御子によって世が救われるためである」(17節)と記されています。それは「わたしたちがまだ罪人であったとき、キリストがわたしたちのために死んでくださったことにより、神はわたしたちに対する愛を示され」たのです(ローマ5・8)。
年の始め、自分は新たに生まれ変っているか、永遠の命を与えられているか、自省してみてはいかがでしょうか。