「愛の価値観」
2015.4.26. 礼 拝
マタイ 20:1-16(P38) 「愛の価値観」
主人はその一人に答えた。「友よ、あなたに不当なことはしていない。あなたはわたしと一デナリオンの約束をしたではないか。」〈13〉
聖書にはぶどう園の話が多く出てきます。イエス様が世におられた時代・地域ではぶどうが大切な生活の糧だったからです。今日の話は、ぶどうの収穫を迎えた主人の話です。天の国を例えたこの話を聞いて、私たちは疑問を持つでしょうか?納得できるでしょうか?
主人の話したこと〈13〉も、労働者が言った不平〈12〉も、私たちはそれぞれに納得できる話です。しかし、なぜかスッキリしない…と感じることはないでしょうか?天の国のことだから、私たちにはわからないようになっている。聖書は難しくて当たり前。そうでしょうか?
給料は、仕事を終えるために使った時間や能力の対価として受け取ります。アルバイトでも社員でも基本的には同じです。そして内容は、雇用契約によって変わります。この話の中でも9時から働いた人との間では契約が交わされています〈3〉。この価値観を持っている人…別の価値観を持っている人。価値観の違いによって受ける印象が変わってくるのです。神様の愛に対して私たちはどんな価値観を持っているでしょう。
神様の愛とめぐみは無限です。私たちが神様に信頼して持っている価値観は、ぶどう園の主人が誰にでも同じように賃金を払ったようなものです。
[お祈り] 父なる神様、御名を崇めます。私たちが神様の愛の価値観を信じ、生きることができるように助けてください。イエス様の御名によって。アーメン