2015年4月 第388号 「死に勝つ」

イエスは言われた。「わたしは復活であり、命である。わたしを信じる者は、死んでも生きる。生きていてわたしを信じる者はだれも、決して死ぬことはない。このことを信じるか。」(ヨハネによる福音書11章25-26節)

 

イースター(復活節)おめでとうございます。イースターは私たちにとって、クリスマスと同じように喜びの日です。クリスマスは、すべての人を神様に対する背信の罪から救うため、身代わりとなって十字架にかかるため神の御子イエス・キリストが人となってくださった日です。そして墓に葬られ三日目に死に勝利してよみがえってくださった日、それがイースターだからです。

イエス様は、会堂長ヤイロの娘(マタイ9、マルコ5、ルカ8)。ナインのやもめの息子(ルカ7)。ベタニアのラザロ(ヨハネ11)を生き返らせられました。しかし、それは蘇生(そせい)であって、再び死ぬべき体でした。イエス様の復活は、死ぬことのない霊の体をもっての復活です(Ⅰコリント15・44)。だから、「わたしを信じる者はだれも、決して死ぬことはない」と言われたのです。

イエス様の復活は、ご自身がくり返し予告されたことが現実になったのであり、旧約聖書の預言が成就した事実なのです。その証拠として、イエス様の墓だけが空になったこと、また、復活されたイエス様が、何度も弟子たちの前に現われたことです。聖書はもし復活がなければ、復活を信じている信徒はすべての人の中で最も惨めな者と言っています。しかし実際、キリストは死者たちの初穂として復活されたのです。(Ⅰコリント15・19―20)。