「破れ口を修理する者」
2014.12.14. 礼 拝
エゼキエル 22:30(P1331) 「破れ口を修理する者」
当時、イスラエルの祭司たちは〈26〉、政治家は〈27〉、預言者たちは〈28〉、民は〈29〉とあるように堕落していました。このような神に対する反逆と罪の結果、敵が攻め込んで来て、城壁は打ち破られ、民は捕囚となりました。これは神の裁きです。それで、主なる神は「城壁の破れ口を修理する者を、探し求めたが、見つからなかった」と嘆いておられます〈30〉。
今の社会では、リストラ・セクハラ・パワハラ・危険ドラッグ・原発など、友人・同僚・同級生では、いじめ・恐喝・仲間はずれ・不正交友・援助交際など、家族では、離婚・DV・幼児虐待・シングルマザーなど。これらの破れ口は、主なる神に対する人間の背信の罪によって、神と断絶状態となり、真の愛を失った結果生じたものです。どうすれば、この破れ口を修理できるでしょうか。
それは、私たちクリスチャン一人一人が破れ口に立ち、真剣に「キリストの福音」を証しし、「キリストの愛」を伝えることです。そのために、破れ口から目を背けないで、積極的に関わる必要があります。
イエス・キリストは、神の身分を捨てて人となり、私たちの間に宿ってくださって〈ヨハ1:14〉、この世の破れ口を修理してくださったからです(ロマ5:8)。
私たちも「探し求めたが、見いだすことができなかった」と、主を悲しませることのないよう「主よ、私を遣わしてください」〈イザ6:8〉と申し出、破れ口を修理しましょう。
[お祈り] 父なる神様、御名を崇めます。御子イエス様の贖いによって、破れ口を修理していただいた者として、この僕をこの世の破れ口に遣わして、少しでも、破れ口を修理する者として用いてください。イエス様の御名によって。アーメン。