「憐れみ深い主」

2014.11.9.          礼 拝

 

サムエル上 21:14(P464)       「憐れみ深い主」

 

サウル王に追われ、ノブの祭司に助けられ空腹を満たし、武器を手に入れたダビデは〈1-10〉、その日のうちに、ペリシテのガトの王アキシュの下へ逃げました〈11〉。イスラエルの敵、ペリシテの地までは、サウル王が追って来ないと考えたのか、しかし、自分が倒したゴリアトの出身地に身を隠すとは、なんと危ない?サウル王に殺されるという恐れから冷静な判断ができなかったのか。それにしても、主のみこころを問うこともしないで、自分の判断で行動したことは間違いでした。

 

アキシュ王の家臣は、ダビデの手柄をたたえるイスラエルの女たちの歌を思い出し、ダビデを疑い、王に訴えました〈12〉。それを知ったダビデは、王を恐れ〈13〉、気の狂ったふりをして自分を守ります〈14〉。王として油注がれたダビデの惨めな姿。この時のダビデの気持ちは?サウル王の追手を逃れ、自分の判断で敵地に逃れましたが、そこでも命を危険にさらしました。私たちも注意しましょう。(箴14:12)

 

アキシュ王が怒ってそこを追い出されることによって、ダビデは死を免れました〈16〉。死を恐れ切羽詰っているダビデを主は憐れんで守ってくださったのです。たとい自分の判断ミスで失敗し、惨めな経験をして、落ち込んでいたとしても、主は憐れみをもって、寄り添ってくださり、慰め、励まし、助けてくださるお方なのです。

自分の考えで行動しないで、主のみこころを問うことは大切ですが、もし、失敗しても、憐れみ深い主が共にいて、助けてくださいます。(箴19:20)

 

[お祈り] 天の父なる神様、み名を崇めます。僕が失敗して惨めな姿をさらすことのないように、常に主のみ心を問いつつ生活できるように、たとえ、失敗しても、助けてくださいますように。イエス様のみ名でお祈りします。アーメン。