2014年8月 第380号 「わたしをだれと言うか」
そこでイエスは彼らに言われた、「それでは、あなたがたはわたしをだれと言うか。」(マタイ16章15節=口語訳)
ある時イエスは、弟子たちに、「人々は、人の子(わたし)のことを何者だと言っているか」と尋ねられると、彼らは「洗礼者ヨハネだ」、旧約時代の預言者「エリヤだ」、「エレミヤだ」、「預言者の一人だ」と口々に答えました。するとイエスは、弟子たちに「あなたがたはわたしをだれと信じているか」と尋ねます。
これはわたしたちにとって最も重要な問いかけです。あなたならこの問いかけに何と応えますか。あなたにとってイエス・キリストとはどういう方ですか。それにどう応えるかが、あなたの人生だけでなく、死後のことも決定します。人々は、イエスのことを、あれこれと言い、否定し、拒みます。
ペトロは「あなたはメシヤ、生ける神の子です」と答えました(同16)。
この答えは、イエスが今も生きておられること、天地万物の創造者の神であられること、そしてメシヤ(キリスト・救い主)であることの信仰告白です。これは模範解答です。
しかし、今、イエスの問いかけに、あなた自身の言葉で答えてみてください。もちろん、ペトロの信仰告白が、あなたの告白であってほしいと願います。けれども、今は頭で理解した正解ではなく、今のあなたの考えを正直に応えてみてください。
主は人の心を見られます。たとえ、今正解が応えられなくても、真剣にイエスとの個人的関係を求め続けるならあなたの信仰は成長します。あなたの応えが変えられることを期待します。