2014年5月 第377号 「心配してくださる神」
あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。」(ペテロの手紙第15章7節)
イエス様は「あなたがたには世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている。」と言われています(ヨハネ16・33)。確かに私たちはこの世の生活では、次から次へといろいろな問題や悩みに遭い、心の休まる暇がありません。そして、思い煩います。
「思い煩う」とは、あれもこれもといろんな悩みに思いめぐらして、心がバラバラで定まらない状態をいいます。それがストレスとなり、ひどい場合には心身共に病むことになります。しかし、考えてみると、思い煩うとは、自分の力や経験や知恵ではどうすることもできないことを、自分で何とか解決しようと悪あがきをしているからではないでしょうか。
イエス様は「明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である。」(マタイ6・34)と言われました。なぜでしょうか。
それは、どうすることもできないあなたに代わって。何でもできる神様が心配してくださり、解決へと導いてくださるからです。「どんなことでも、思い煩うのはやめなさい。何事につけ、感謝を込めて祈りと願いをささげ、求めているものを神に打ち明けなさい。そうすれば、あらゆる人知を超える神の平和が、あなたがたの心と考えとをキリスト・イエスによって守るでしょう。」(フィリピ4・6、7)。主に委て祈り求めてみてください。