2013年12月 第372号 「クリスマスとは?」
クリスマスを神に感謝します。
神は私たちを天地創造の時から「ご自分にかたどって」、「御前で聖く、傷のない者」とし、「ご自分の子」として創造されました。それは無限の愛の故であり、神は人間と親密な交わりを求められた上でのことです。
しかし、人間は神の愛の戒めに背き罪を犯して神との関係が断絶してしまいました。それでもなお神は不変の愛をもって私たちを愛し、ご自身との関係を回復する道を備えてくださいました。それがクリスマスです。
それは、父なる神が愛する一人の御子(イエス・キリスト)を、私たちの間に遣わし、十字架にかけ、罪の代価である死を、私たち一人ひとりの身代わりとなって死んでくださることです。
イエス様が十字架にかけられた時、12時から3時間、暗闇が全地を覆いました。これは罪に対する恐るべき執行がなされたためです。その中で、イエス様は「わが神、わが神、どうして私をお見捨てになるのですか。」と叫ばれました。これは私たちの身代わりの叫びです。
イエス様は、私たちを愛する故に、自ら進んで十字架にかかられ、自らの意志で、私たちの罪に対する裁きを身に負われ最期まで十字架に留まられました。またこの時、父なる神にとっても愛する御子が十字架上で苦しむ姿を見ること、まして、ご自身が私たちの罪に対する聖なる御怒りを御子にお注ぎになり、罪の裁きを執行されることは耐えられないことだったでしょう。
私たちがこの神の愛を受け止め、神の愛の内に憩い、生きることを神は願っておられます。