「エベン・エゼル」
2013.5.5. 礼 拝
サムエル上4:3-4(P433) 「エベン・エゼル」
Ⅰ.主の栄光が去る〈4章〉
長老たちは「なぜ」とたずねながら、すぐ自分で答えを出した。彼らは自分たちを敵から救うのは、神ではなく、契約の箱であるかのように言っている〈3〉。
神の箱がシロから陣営に運ばれてくると、民は大声をあげた〈5〉。しかし、戦いには負け〈10〉、神の箱は奪われ、祭司の息子たちは死に〈11〉、エリも死んだ〈18〉。
ピネハスの妻は難産で男子を産み、イカボトの名付け、「栄光は去った」と言い死ぬ〈21〉。
主の栄光が去ったのは、神の箱が奪われたからでなく、主に対する民の不従順の故。
Ⅱ.真の神と偶像の神〈5-6章〉
ペリシテ人は、神の箱を自分たちの神ダゴンの傍らに置いたが、翌朝ダゴンは倒れ〈5:3,4〉。さらに主は、町の人々に重くのしかかり、腫物を生じさせた〈5:6〉。
恐れたペリシテ人は、神の箱の置き場所を変えたが、その先々で腫物が広がり、人々は恐怖に包まれ、相談し、神の箱をイスラエルに返そうとする〈5:11〉。
ペリシテ人は、神の箱を雌羊に運ばせるが、それを導くのも主ご自身です〈6:12〉。
私たちが主を運ぶのではなく、主が私たちを担ってくださる。〈イザヤ46:1-4〉
Ⅲ.記念碑を立てる〈7章〉
イスラエルの民は、主の箱を祭司の家に運び、息子エルアザルを聖別し、主の箱を守らせ、民は皆一つとなって、主を慕い求めた〈1,2〉。 また、
サムエルは、ミツパに人を集め、偶像を取り除かせ、悔い改めさせた〈3-6〉。そして、焼き尽くす献げ物を献げ、イスラエルの救いを叫び求めた〈9〉。
彼らは、主の恵みによる勝利〈10〉を感謝して、エベン・エエルを立てた〈12〉。
私たちも信仰生活の節目節目に記念碑「助けの石」を立てよう。(詩編120:4-5)