「神の御子の受肉」

2012.12.23.      クリスマス 礼 拝

 

マタイ1:18-25(P1)   「神の御子の受肉」

 

Ⅰ.聖霊により来られたイエス〈18-20〉

男女の性的関係なく身ごもることは、信じ難く、科学的にも説明できない。だからヨセフは思い悩み、密かに離縁しようと決心した〈19〉。

聖霊によって身ごもったからイエスは神です。マリヤから生まれたからイエスは人です。イエスは神性と人性とをかね備えた完全な義人として生まれた方。

これは歴史上の事実であり、義なる神の真実です。もし、イエスが神であり、完全な人でなければ、私たちの罪を贖うことはできない。(ルカ1:35)

 

Ⅱ.人を救うために来られたイエス〈21-23〉

イエスの受肉は(イザヤ7:14)の預言の成就であり、アブラハムやダビデとの契約の成就です。「イエス」の御名〈21〉も、神の御心の成就です。

人間の罪を贖う方法は、罪のない神の御子が、私たちと同じ人間となり、「インマヌエル」となって、私たちの身代わりに罪の刑罰を受ける以外にないからです。

これは、アダムが神に背いた時からの神の約束の完成です。(創世記3:15)

 

Ⅲ.ダビデの子として来られたイエス〈24-25〉

イエスがダビデの子孫のヨセフの子となられたのは〈16〉、旧約の神の言葉のとおり、私たちを救うため、王の王として来られた証拠です。(イザヤ11:1-2,10)

こうしてイエスは、ダビデ王国の栄光を回復し、「ダビデ契約」〈サムエル下7:5-16〉を成就された。イエスが王として来られた事は「神の国」が来た事の証拠です。

私たちは、イエスが王である神の国と民として生き、イエスのご降誕と共に新天新地(神の国)の完成するイエスの再臨も待ち望みましょう。(黙示録22:16-17)