2020年4月 第448号 「復活されたイエス様」
イエスが、「マリア」と言われると、彼女は振り向いて、ヘブライ語で、「ラボニ」と言った。「先生」という意味である。(ヨハネによる福音書20章16節)
イースターを心から感謝します。
週の初めの日、朝早く、まだ暗いうちに、マグダラのマリアたちが、イエス様のご遺体に香油を塗るため墓に行きましたが、墓の入口を塞いでいた大きな石が取りのけられ、墓が空になっていました。
マリアが墓の外に立って泣いていると二人の天使が、イエスが復活されたと告げました(ルカ24・6-7)。
そして後ろを振り向くと、イエスが立っておられたが、その方がイエスだと分からなかったのです(ヨハ20・14)。
イエス様が聞きなれたやさしいお声で「マリア」と呼ばれると、マリアははっと気がついて「先生」と答えます。
イエス様の復活は四つの福音書のすべてに記録されています。イエス様の復活は、全能の神のみわざです。
まず、女の人の力では動かせない墓の入口を塞ぐ大きな石が地震によって取り除かれたこと(マタイ28・2)。そして、確かに葬ったはずのイエス様のご遺体が、くるんでいた白い布だけを残してなかったこと(ルカ24・3)。
さらに、何よりも、復活されたイエス様が最初に現れたのは、イエス様が選ばれた12弟子たちではなく、当時、ユダヤ社会では、立場の低い女性であったことは驚くべきことです。
イエス様はすべての人を愛してくださっていますが、特に弱い人、立場の低い人を愛してくださるお方です。