2019年12月 第444号 「クリスマス」
イエス・キリストの誕生の次第は次のようであった。母マリアはヨセフと婚約していたが、二人が一緒になる前に、聖霊によって身ごもっていることが明らかになった。(マタイによる福音書1章18節)
クリスマスおめでとうございます。
イエス様が結婚する前の処女マリアが聖霊によって身ごもって生まれたということは、イエス様が人であると同時に神であられることを示しています。
イエス様の処女降誕は、旧約聖書の「見よ、おとめが身ごもって、男の子を産み、その名をインマヌエルと呼ぶ」(イザヤ7・14)の預言の成就であり、インマヌエルとは「神は我々と共におられる」という意味です(同23節)。
また「ひとりのみどりごがわたしたちのために生まれた。ひとりの男の子がわたしたちに与えられた。権威が彼の肩にある。その名は『驚くべき指導者、力ある神、永遠の父、平和の君』と唱えられる」(イザヤ9・5)とイエス様が神であることの預言です。
さらに、イエス様の聖霊による処女降誕は、イエス様が罪のない聖なるお方であることの証明です。
「しかし、時が満ちると、神は、その御子を女から、しかも律法の下に生まれた者としてお遣わしになりました。それは、律法の支配下にある者を贖い出して、わたしたちを神の子となさるためでした。あなたがたが子であることは、神が、「アッバ、父よ」と呼ぶ御子の霊を、わたしたちの心に送ってくださった事実から分かります」(ガラテヤ4・4-6)ともあります。
私たちの救い主であるイエス様を心から喜んでお迎えするのがクリスマス(キリストの祭)です。