2019年3月 第435号 「罪深い女」

この町に一人の罪深い女がいた。イエスがファリサイ派の人の家に入って食事の席に着いておられるのを知り、香油の入った石膏の壺を持って来て、後ろからイエスの足もとに近寄り、泣きながらその足を涙でぬらし始め、自分の髪の毛でぬぐい、イエスの足に接吻して香油を塗った。(ルカによる福音書737-38節)

 

町中のだれもが知っている罪深い女(遊女のこと?)、本来ならこのような食事の席に入ることは許されないのに、彼女はイエスの元に来ました。

彼女はイエスの前に自分の罪の深さを自覚するとともに、イエスの数々のみわざを見、また、みことば聞いてイエスの愛を知ったのです。彼女の涙と彼女のしたことは、そのことをよく表しています。

彼女は涙でイエスの足をぬらし、女の命と言われる髪の毛でそれをぬぐい、接吻し、香油を塗りました。彼女は心の底から自分の罪を悔い改めるとともに、自分のできる限りのことをもってイエスに対する愛を示したのです。足への口づけは、奴隷のすることであり、主人に対する絶対服従を示す行為です。

この時、イエス様はこの罪深い女に「あなたの罪は赦された」と、神として彼女の罪が赦されたことを宣言なさいました。そしてさらに「あなたの信仰があなたを救った。安心して行きなさい」と言われ、彼女を罪の生活から解放し、本当の自由の身とされました。

イエス様が語られた「人の子(イエス様)は、失われたもの(いるべき所にいない人)を捜して救うために来たのである」(ルカ1910)が、成就したのです。