2012.2.19. ルカ10:30-37(P126)    「傷ついた癒し人」

2012.2.19.  礼 拝

ルカ10:30-37(P126)    「傷ついた癒し人」

 

Ⅰ.傷ついた旅人〈30〉- 現実を見ましょう

▽〈30〉は、現代社会の象徴です。人生の旅路で様々な理由で傷つき倒れている

沢山の人々(虐待、苛め、DV、競争社会、セク(パワ)ハラ、ひきこもりなど)。

※ まず、このような現実から、目を背けず、心に留めましょう。

 

Ⅱ.通って行った〈31,32〉- あなたはどうですか

▽ 祭司とレビ人は、傷ついた人を見て見ぬふりをし、道の向こう側を通っていきました。

・係わったら損をする(自己中心)。・助けを求める声に耳を塞ぎ、痛みを共感

しない冷たい心。・人を見た目で判断し、偏見の目で見て行動する。

※ 自分が、この祭司やレビ人のようでないか、反省してみましょう。

 

 

Ⅲ.傷ついた癒し人に〈33-35〉- 愛を行いで示す

① 偏見を取り除く〈33〉- 見た目や自分の感情で行動しない。

② 痛みを共感する〈33〉-「憐れに(気の毒に、可哀相に)思う。」

・「こんな危ない所、一人で歩くからや。」と裁く。・放蕩息子の父(ルカ15:20)や、ナイン

のやもめに対する主(ルカ7:13)の心。・「泣く者と共に泣きなさい。」〈ローマ12:15〉

③ いつもの心がけ〈34〉- オリーブの油、ぶどう酒、包帯を持っていた。

・傷ついた人の癒し人になろうとする温かくて優しい心の備え。

・傷ついた人の癒し人になるために相応しい方法を知っておく。

▽ 最高のオリーブ油、ぶどう酒、包帯は、主イエスご自身です。

主は、復活後の手に傷跡の残る「傷ついた癒し人」です(Ⅰペトロ2:24)。

※ あなたも「傷ついた癒し人」として、イエスに用いていただきましょう(Ⅱコリント1:4)。