2012年9月 第357号 「神の国」

 神の国はいつ来るのかと、パリサイ人が尋ねたので、イエスは答えて言われた、「神の国は、見られるかたちで来るものではない。また『見よ、ここにある』『あそこにある』などとも言えない。神の国は、実にあなたがたのただ中にあるのだ。」  (ルカ17・21~22=口語訳)

神の国に入る人

 「神の国」とは、神様の愛による支配という意味です。神の国はいつ、どこに来るのですかという問いに、イエス様は「今、来ている。あなたがたが求めるなら、いつでも入ることができる。」とお答えになっています。 また、「わたしは道であり、真理であり、命である。わたしを通らなければ、だれも父のもと(神の国)に行くことができない。」(ヨハネ14・6)と言われています。それは、唯一真の創造主なる神(父なる神)に背き、自分手に生きて来た罪を悔い改めて、その罪を贖うため身代わりとなって、罪の代価を払ってくださった、神の御子イエス・キリストを信仰をもって受け入れた人が神の国に入れる人です(エフェソ2・4‐6参照)。

神の国に入れない人

 第一に、神様のみことば(聖書)を受け入れない人です。みことばを聞いても悟らない人。みことばのため困難や迫害があるとつまずく人。世の思い煩いや富の誘惑がみことばをふさいで実らない人(マタイ13・18‐22参照)。 第二に、死後に対して備えをしていない人です。この世の富と快楽を求めて生きていた時、「愚かな者よ、今夜、お前の命は取り上げられる。」と言われあわてた人(ルカ12・13‐21参照)。 あなたは神の国に入っていますか。