2012年3月 第351号 「豊かな人生の条件」

豊かな人生の条件

イエスは言われた。「舟の右側に網を打ちなさい。そうすればとれるはずだ。」そこで、網を打ってみると、魚があまり多くて、もはや網を引き上げることができなかった。
 (ヨハネによる福音書 21章6節)

 

なぜ獲物がなかったのか

イエス様が十字架につけられ、痛ましい死を遂げられたため、失望して目的を見失った弟子たちは、もとの仕事にもどり、漁に出かけましたが「その夜は何もとれなかった。」(同4節)のです。なぜでしょうか。

「主御自身が建ててくださるのでなければ、家を建てる人の労苦はむなしい。朝早く起き、夜おそく休み、焦慮してパンを食べる人よ、それは、むなしいことではないか。」(詩編127とありますが、これは、どんなにがんばっても神様と切り離された人生は、結局空しい人生になると戒めています。
失望した弟子たちは信仰をなくし、共にいてくださるイエス様の期待も祈りもありませんでした。

 

イエス様に拠り頼め

イエス様は「子たちよ、何か食べる物があるか。」と弟子に問いかけられ、初めのみことばのように命じられます。
そして弟子たちがイエス様の言われたとおりした時、大漁となったのです。
私たちが人生で何の収穫もなく、虚しさを覚え、失望し、心身共に疲れ切っている時、祈りと共に、復活のイエス様のみ言葉に聴き従ったなら、豊かな結果を刈り取ることができます。

 

「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。」(マタイ11・28)とイエス様はあなたを招いておられます。