2011年10月 第346号 「豊かな実り」
わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊に実を結ぶ。
(ヨハネによる福音書
15章5節)
まことのぶどうの木
イエスはぶどうの木と枝のたとえをもって、私たちが日々主と生き生きとした交わりをもつことにより、全世界に対して救いのご計画を遂行なさるために、御子をぶどうの木として世に遣わし、私たちをその枝として選んでくださっているのです。
聖書には、クリスチャンが結ぶはずの実として、次の三つをあげています。
①悔い改めにふさわしい実(ルカ3・8)。②御霊の実(ガラテヤ5・22)。③福音の実(コロサイ1・6)。父なる神が私たちを救い、ぶどうの木である御子イエスに連なる枝としてくださったのは、これらの実を豊かに結ぶことを期待してくださっているからなのです。
つながっていなさい
豊かな実を結ぶためには、枝は木につながっていなければなりません。つながるとは、生命的な結合を示しています。日々の生活の中で、あなたが主イエスとの深い命の交わり、つながりを継続しているなら、常に主イエスの命を自分の内に取り入れているなら、間違いなく、豊かに実を結ぶクリスチャンになることができます。
また、それは使命や目的が共同である結合を示しています。枝は木から離れて何一つできませんが、木もまた枝なくして実を結ぶことはできません。何と光栄な召命でしょうか。日々祈り、聖書に親しみ、全てを主に明け渡して豊かな実を結ぶ者となりましょう。