「逃げだしたい時」

2016.7.10.       礼 拝

 

詩篇 55編(P887)     「逃げだしたい時」

 

逃げだしたい時

逃げ場のない情況。 敵(神に逆らう者)が襲いかかってくる〈4〉。 敵だけでなく、信仰の友までも〈13-15〉。 昼も夜も〈11〉。

自分の気持ちをありのままに。 悩みの中でうろたえ、不安です〈3〉。 心はもだえ、死の恐れでいっぱいで、耐えられません〈5、6〉。

そこから逃げ出したい鳩の翼があれば、はるか遠くへ逃れたい〈7、8〉。 烈しい嵐を避けて、急いで身を隠したい〈9〉。

荒野(助けてくれる人もなく、孤独で何も期待できない所)、そういう情況だからこそ、主以外に頼る方がいないことに気づかされるのです。

 

信頼の回復

一日中、悩み呻く〈18〉。 主が私を救ってくださるから 永遠に変わることのない神が〈20〉、私の声を聞いてくださるから〈18、20〉。 主が私の魂を贖い出し、平安を与えてくださるから〈19〉。

重荷を主にゆだねる〈23〉。 「ゆだねる」の原意は「放り投げる」です。 自分の思い煩いや恐れをすべて手放し、主の御もとに置くこと。 信仰とは、私たちのわざではなく、主が生み出させてくださるものです。だから、主に信頼し、おまかせし、手放すのです。 主はご自身に信頼し、従う者をとこしえに動揺しないように、支えてくださる(心配してくださる)からです〈23〉。

主の救いとは、あなたの重荷が取り除かれることではなく、あなたが重荷を負ったままで支え、助けてくださることです。〈フィリ4:5-7〉